所藏史料紹介:眞影山流極意之卷

眞影山流極意之卷

帋本墨書 28.7 × 993.3 cm 江戶時代 延寳三年十二月廿五日付 筆者藏 陸奧仙臺藩石川家文書

眞影山流極意之卷. Edo period. dated 1675.
Hand scroll. Ink on paper. 28.7 × 993.3 cm. Private collection.

● 陸奧仙臺藩において瀧本流書法・眞影山流居合・澁谷流釼術・種田流槍術・眞極流柔術の五流を家中の士へ指南した石川光實の舊藏文書。
● 石川光實は、眞影山流正統十世高橋信次の高弟。
● 同流は、眞影山流は浪士吉田定治(1651-1728)が仙臺の地に來りて弘めたと傳える。
● 吉田定治は二十五歲のとき、關口定勝より唯授一人の的傳を承ける。その的傳を證するものは『眞影山流極意之卷』。
因陽隱士
令和五年五月五日編