所藏史料紹介:井上流二卷

井上流威風提擊構堅之圖

井上流威風提擊構堅之圖 一卷 帋本墨書 19.4 x 334.0 cm 寬永三年六月日付 松平家舊藏 筆者藏

井上流威風提擊構堅之圖. Edo period. dated 寬永3 (1626).
Hand scroll. Ink on paper. 19.4 x 334.0 cm. Private collection.

井上流小筒構堅之圖

井上流小筒構堅之圖 一卷 帋本墨書 22.3 × 845.1 cm 寬永三年六月日付 松平家舊藏 筆者藏

井上流威風提擊構堅之圖. Edo period. dated 寬永3 (1626).
Hand scroll. Ink on paper. 22.3 × 845.1 cm. Private collection.

● 松平家舊藏文書.卷子裝.原裝:藍色地に三つ葉葵紋草花散文樣金襴の表裂.元は御三家舊藏歟.
● 小筒構堅之圖・・・類本を見ず井上流草創期のものか.正保三年に著される『調積集』の圖示と考えられる.
● 井上外記正繼・・・池田輝政公の臣井上正俊の子.祖父は豐臣秀吉公の臣にして播州英賀の城主井上正信.大坂兩度の陣に戰功あり.將軍德川秀忠公・家光公に仕え.屢々御銃砲を製して獻上する.寬永十五年御鐵炮役となり智行千石.正保三年九月十日歿. 當文書の二ヶ月前.寬永三年五月.將軍德川秀忠公の上洛に隨從す.
因陽隱士
令和五年十二月十八日編