觀賞:静斎男谷信友筆垂示直幀

一幅 帋本墨書  × cm 江戶時代 萬延庚申冬日 筆者藏

Lesson on Calligraphy.
By 男谷信友 (1798 – 1864). Edo period, dated 萬延 1 (1860).
Hand scroll. Ink on paper. × cm. Private collection.

武道を學ぶものは先萬事をさしをき胴骨を剛くする修行肝要たるべし是武の地盤也/ 萬延庚申冬日應需靜齋老人

因陽隱士
令和五年五月三日編

男谷精一郞
江戶時代、天保弘化の頃、天下の劍豪として、三羽烏と稱された名劍士があつた。男谷精一郞、大石進、島田虎之助である。男谷は靜齋と號し、名は信友と言つた、父新次郞信連は幕士であつた。男谷は二十歲の時、親族の男谷彥四郞の養子となつたが、精一郞は若年より武藝を好み、劍道を岡野眞帆齋、兵法を平山子龍に學び、智謀深く、膽力豪大而かも謹嚴にして稀に見る逸材であつた。<皇國劍道史>