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天保六未歳日記 個人蔵


天保六未歳
  日記

正月

   正月元日 天氣夕八つ半頃より時雨
一 年始廻勤親人様若御若黨理太右衛門定次 取次令作重次

   同二日 夕方時雨
一 昼前外側禮廻勤佛参も仕舞

   同
一 若殿様恐悦の御飛脚元日着に付二日暁本庄甚五右衛門出立致候
一 若殿様旧臘廿三日被任 少将の御礼無御滞被為 仰上候御觸
  来り御本城恐悦御帳有之早速罷出候

   同四日 天氣
一 高橋八助[無外流師役]養生不相叶死去
一 児嶋源太郎孫女子不出生

   同五日 晴る
一 御厩乗初出席
一 昼後より藤屋理兵衛方へ吉田氏同道にて罷越夜餐給候

   同六日 晴る
一 江戸年始状認候
一 大河内造酒介妻夜四つ時頃男子出生致候
一 朝倉源八郎病氣差重り候由為知来る

   同七日 晴る
一 早朝に外松取候

   同八日 晴る
一 御厩出席   夕 森先生宅稽古始出席

   同九日 晴る
一 昼後より町廻り夕方鉄屋与兵衛方にて夜餐給候
一 昨夜九つ時籠谷左平殿御出立被成候

   同十日 晴る


   同十一日 雪氣
一 御厩出席   一 勢州代参の人帰着致候

   同十二日 村曇り
一 学問所出席   鎗術出席
一 若殿様被任少将候に付以来 殿様御儀奉称 羽林様
  若殿様御儀奉称 少将と候様被 仰出候旨 御觸来る

   同十三日 昼後雨天暮方より晴る
一 宇野左馬蔵本多公よりの御使として参り銀鎖巻刀柄遣候事

   同十四日 昼頃より時雨
一 学問所出席   御厩出席

   同十五日 晴る
一 御弓場始皆中左の通
    岡田出来蔵 林平太郎 松崎九一郎 中里猪吉
    石川金次郎 笹沼圓次 境野吉次郎 磯田二三郎

   同十六日 雨天
一 学問所出席   夕繰形

   同十七日 晴る


   同十八日 村曇り
一 学問所出席   今日より寄宿寮始る
一 屋敷替諸ゝ有之
一 鉄馬去暮勘定事今日宅へ罷越改候事且又親人様
  御刀柄巻頼遣候事

   同十九日 晴る
一 寄宿寮當番

   同廿日 晴る
一 学問所出席   昼後寄宿寮當番

   同廿一日 雨天
一 寄宿寮當番   夕繰形

   同廿二日 天氣
一 学問所出席   寄宿寮昼前出席
一 昼後鹿万津遠馬 村角氏 塩野氏 笹沼氏 辰衛門同道
一 力丸五左衛門殿隠居願の通被為 仰付候

   同廿三日 晴る
一 寄宿寮昼後當番

   同廿四日 晴る
一 寄宿寮當番

   同廿五日 晴る
一 寄宿寮昼前當番
一 馬見分有之出席

   同廿六日 天氣
一 学問所出席   寄宿寮昼前出席

   同廿七日 晴る
一 御厩出席   寄宿寮昼前鳥渡出席  嶋より駒五迄来る
一 昼後道具屋所々廻り

   同廿八日 天氣
一 学問所出席
一 いつ姫君様東御屋敷へ正九つ時御引移り有之
一 種村又之助致病死候

   同廿九日 四つ時前より雨天
一 寄宿寮當番


二月

   二月朔日 晴る
一 月次廻勤

   同二日 天氣
一 学問所出席   寄宿寮昼前當番
一 親人様御風邪に付 御用場御頼合

   同三日 昼頃より少々雪氣
一 寄宿寮當番
一 夜分四つ時頃より鹿万津出火

   同四日 天氣
一 寄宿寮當番

   同五日 天氣
一 寄宿寮昼後出席

   同六日 晴る
一 学問所出席   寄宿寮昼前出席
一 親人様今朝より御出勤 杉氏薬拾弐服被成御貰候

   同七日 晴る
一 寄宿寮昼前當番
一 天野氏へ山田家長守の刀并金龍目貫を遣候事
一 親人様今朝町廻り被成候

   同八日 晴る
一 寄宿寮當番
一 美生院十七廻忌取越し心観院十三廻忌十二日當りに付左の通
  泰福寺へ差遣候
 一 銀券廿匁 白米壱斗 餅弐備 茶弐袋 □■弐本

   同九日 天氣
一 寄宿寮昼前後出席   朝御厩出席
一 内藤半左衛門殿御書付被成候様 御奉書参候由為御知有之

   同十日 晴る
一 寄宿寮當番
一 夜分寮肝煎芦谷宅にて寄合百期の節相談致候
一 法事に付錺左の通遣候但し壱升八つ取四つ つゝ

     本多間   吉田鉄太   本間懈
┌餅斗遣 境野大蔵   山田善五郎
└案内断

   同十一日 天氣夕方風少有之時雨
一 客案内左の通七つ時

 断 山田善五郎 断 前田鉄太 断 金原御袋 断 吉田お秀
   本多間     本間益三   本間御新造  々 お蔵母

  例の通にて 幾平 理兵衛 理左衛門 重次 久助参り合候
  餅遣候

   同十二日 晴る風少々有之夜分雪少々
一 学問所出席
一 吉田氏縁組願書今日急出候事
一 自分蔵之進昼前佛参   家内昼後佛参致候
一 沼田平次兵衛屋敷替被 仰付候段為知有之

   同十三日 天氣七つ時過少々雪氣
一 寄宿寮當番
一 長澤大目付宅へ進学次第帳面福田同道にて持参致懸合候事
一 寄宿寮御普請の義金原氏に夕方懸合候事

   同十四日 天氣朝四つ時頃少々地震
一 学問所出席   寄宿寮出席
一 寄宿寮御普請有之に付今日限りにて休みに相成候尤寮中
  請取物の分は南寮へ本堂目付塚本圓七立合にて仕廻置候事
一 東寮御普請の義繪圖面持参にて御作事方元方細野幸助へ
  掛合置候事但し金原氏差圖の事

   同十五日 晴る七つ過より曇る
一 御厩出席   月次廻勤
一 賭弓式見分有之但太子流
一 神谷北浦林誠蔵宅昼前少々出火早速鎮り候事
一 御觸左の通二通

   来月十五日 陸奥院様二百廻御忌被 為當候處御取越来る
   十八日より十九日迄に於前橋龍海院御法事有之候依之御法事
   中萬端相鎮火の元等入念可被申付候尤組支配有之面々は
   此旨組支配へも可被申渡候就右十九日勝手次第即是堂
   御靈前へ可被致参詣候
    右の趣申達候様月番大河内二衛門殿被申聞候付
       二月十四日          申達候已上

   此度於十二所相撲有之候間前々被仰出候通見物は勿論
   地取見物へ罷越候儀且相撲共と出會等致候儀無用可被致候
   尤御觸無之候得共立寄間敷場所柄の儀に候處毎々透見
   等致候族も有之哉に相聞へ甚心得違の事に候此度御倹約
   も被 仰出候上は急度無用可被致候尤組支配有之候者
   此旨組支配へも可被申渡候
    右の趣申達候様月番大河内二衛門殿被申聞候付申達候已上

   同十六日 朝曇り四つ過より晴る
一 学問所出席
一 内藤公今暁七つ時過御出立被成候
一 親人様今日より物頭御月番

   同十七日 雨天八つ半頃より上る
一 本多公今暁六つ時御出立被成候
一 鎗術出席

   同十八日 晴る
一 学問所出席    夕弓術出席
一 金原氏御用場へ呼に人越参候處寮御普請申立余り御入箇
  嵩に相成候に付限り候様被申聞候付同勤相談致繪圖面改昼後
  御作事方細野幸助迄差出致候事

   同十九日 晴る
一 大橋氏より貰候木植候但し代物人に為持遣候事
一 御法事に付即是堂へ 親人様并自分御靈前へ参詣致候
一 お房不快に付今日より粉薬貰候但し三服

   同廿日 朝曇り些少雨
一 学問所出席
一 今日より味噌たき始め候

   同廿一日 天氣
一 御厩出席   夕宅にて輪講   繰形

   同廿二日 晴る
一 学問所出席   一 弓□九衛門妻金子致持参候
一 味噌掬込致候

   同廿三日 晴る
一 夕弓術出席

   同廿四日 薄曇り夕七つ前より雨
一 学問所出席

   同廿五日 雨天


   同廿六日 曇る
一 学問所出席

   同廿七日 曇る暮過少々雨
一 御厩出席

   同廿八日 天氣夕方雪粉雨
一 学問所出席   夕弓術出席

   同廿九日 天氣夕方少々時雨夜分晴る


   同晦日 晴る
一 学問所出席
一 金澤弥兵衛 吟味役   佐藤小七兵衛御留守居被仰付候


三月

   三月朔日 晴る
一 月次廻勤
一 矢嶋次助病死致候

   同二日 晴る
一 学問所出席

   同三日 天氣
一 禮廻勤

   同四日 晴る夜分少々時雨
一 学問所見分御用引
一 弓術見分出席

   同五日 晴る
一 鎗術見分出席

   同六日 快晴
一 学問所出席   夕宅にて輪講   母人様今日より薬弐服

   同七日 曇る昼頃より雨
                   おは様今日より薬弐服

   同八日 晴る
一 学問所出席

   同九日 晴る夕七つ半時頃時雨暮頃少々雷鳴
一 居合見分出席
一 蔵之進召連土筆狩に参候芳賀久右衛門小川奥之進青木□□□□□□□□□
                         [弥太郎同道]
   同十日 曇る四つ頃より晴る
一 学問所出席            おは様薬今日にて休
一 夕繰形

   同十一日 晴る
一 学問所出席   夕繰形

   同十二日 曇る暮方雷氣強夜光る
一 学問所出席

   同十三日 曇る時々少々つゝ雨
一 夕藤本氏参り講義致候

   同十四日 天氣
一 学問所出席

   同十五日 晴る
一 月次廻勤

   同十六日 薄曇り        母人様薬今日より御休
一 学問所出席   一 犬塚甚三郎御使番被 仰付候
一 夜六つ時より河合氏大河内氏笹沼氏自分同道にて明石へ参り候

   同十七日 薄曇り
一 須磨迄参り夜分四つ時少々過罷帰る
一 河合太夫御隠居御願の通

一 □□□□郎殿上より五百石頂戴

   同十八日 薄曇り
一 学問所出席
一 昨□□太田楽太夫 芳賀久右衛門 塩山豫助 仁壽山学問不出精に付
  勉学御免五ヶ年の間六割にて御本城番相勤候様被 仰付候由
一 今日高須鎚三郎原秀助靏田吉之進勤学の儀に付御叱有之病氣引候由

   同十九日 晴る         お房薬今日より弐服つゝ
一 御觸左の通
  殿様年来持病の御足痛其上御疝積被成御座候処近来別て
  □□成御勝被成候に付種々御療養被遊候得共今以御同篇の上御肥満
  強御久座御歩行共被成御難儀往々御出勤難被成由に付此度
  御隠居御願書被成御差出□□□月廿五日御用番松平周防守様へ御内
  慮御伺被成候處去る八日御同所様より御留守居御呼出にて御願書御差出
  の儀先御見合可被成旨御書付を以御達有之候旨江戸より申来恐悦の至
  に候右為恐悦  御本城へ罷出御帳に不可被申候
   右の趣申達候様月番大河内二衛門殿被申聞候に付申達候已上
    三月十八日      大目付

   同廿日 晴る 夜分五つ半頃より少々時雨
一 学問所出席
一 □□[利根]卯一郎□□□□但し無相違

   同廿一日 天氣
一 昼過より石寳殿へ遠馬に参り候 村角鈴木河合辰衛門同道

   同廿二日 晴る
一 学問所出席

   同廿三日 晴る
一 宅にて輪講   夕弓術出席

   同廿四日 晴る         お房薬今日にて休
一 学問所出席

   同廿五日 晴る         お辰薬三服つゝ
一 境野大蔵殿出座被 仰付候

   同廿六日 曇る昼前より雨天
一 学問所出席

   同廿七日 天氣         親人様薬五服つゝ
一 今日より請雨祭可有之候處昨日雨天故延る尤昨夜御達有之事

   同廿八日 晴る
一 学問所出席
一 於惣社請雨祭有之但し三日の間毎朝
一 親人様三日の内惣社御門々の固

   同廿九日 晴る
一 蔵之進召連見物に参候

   同晦日 曇り夕方少々雨     お辰薬今日にて休
一 学問所出席
一 吉田氏荷物河合氏へ六つ時過遣候


四月

   四月朔日 曇り暮方より少々雨
一 月次廻勤
一 吉田氏娘河合氏へ差遣候事

   同二日 四つ前より雨
一 学問所出席

   同三日 雨天          親人様薬今日より三服つゝ
一 吉田氏へ旧里開に付

   同四日 雨
一 学問所出席

   同五日 快晴


   同六日 晴る
一 学問所出席

   同七日 昼過少々時雨多分雨
一 鉄炮稽古出席

   同八日 雨天          親人様今日にて薬休
一 学問所出席
一 境野大蔵殿夜分九つ時過出立

   同九日 晴る          自分薬今日三帖
一 
   同十日 晴る          自分今日より五服   句讀
一 学問所頼合   鉄炮も同断

   同十一日 快晴
一 母人様お辰金原氏より被誘斗堂邊へ朝五つ半過より被成御出候

   同十二日 曇る昼頃より雨               句讀
一 学問所頼合

   同十三日 雨天         母人様今日より薬三服 句讀


   同十四日 曇る
一 学問所頼合

   同十五日 天氣


   同十六日 晴る
一 学問所出席   炮術出席     自分今日にて薬休み

   同十七日 雨天


   同十八日 雨天
一 学問所出席

   同十九日 薄曇り少々つゝ時々雨
一 炮術出席

   同廿日 曇る昼後少々つゝ雨
一 学問所出席

   同廿一日 雨昼過より上る


   同廿二日 曇り四つ頃より雨天
一 学問所出席

   同廿三日 雨天
一 矢嶋弥一衛門廿日病死にて今九つ半時葬式自分出る

   同廿四日 雨天夜四つ過より晴る
一 学問所出席

   同廿五日 晴る
一 炮術出席

   同廿六日 曇る四つ過より雨
一 学問所出席

   同廿七日 雨天


   同廿八日 天氣夕方より曇り多分雷鳴九つ過より晴る
一 学問所出席   炮術出席

   同廿九日 晴る


五月

   五月朔日 晴る
一 御厩出席   月次廻勤

   同二日 晴る
一 学問所出席   炮術出席

   同三日 晴る
一 宅にて松枝打致候

   同四日 晴る
一 学問所出席

   同五日 晴る
一 節句礼廻勤
一 昼後小川氏にて囃子
   井上   奥之進     奥之進次郎一   長作    留次
   箙   鉢□ 金次郎  松風 金次郎  熊坂   枕慈童
       [木]  新三郎

   同六日 曇る八つ半時より雨
一 学問所出席
一 御觸左の通
  先月廿六日御奉書御到来翌廿七日 殿様為 御名代御同姓出雲守様
  若殿様御同道御登 城被成候處於御日光院御縁類御老中様方御列座
  にて御願の通 殿様御隠居被 仰付御家督無御相違
  若殿様へ被為蒙 仰候旨大久保加賀守様被 仰渡候旨江戸より申来り
  一統奉恐悦候此段為承知申達候尤組支配有之面々は組支配へも
  可被申渡候右為恐悦 於本城へ罷出御帳附可被申候
   右の趣申達候様月番大河内二衛門殿被申聞候付申達候已上
    五月六日      大目付
   御家中衆

  追て右御願済に付
   若殿様御事  御隠居様御事  殿様御事
     殿様     大御隠居様   御隠居様

  右の通可奉称旨被 仰出候此段も為心得申達候已上

   同七日 村曇り昼過より時々時雨
一 御本城へ罷出御帳に附候
一 昼過より大野村へ西松氏笹沼氏蔵之進召連鷺草取に参候

   同八日 晴る四つ過より曇り昼過少々時雨
一 学問所出席   炮術出席

   同九日 天氣八つ前少々時雨
一 馬見分有之出席

   同十日 天氣
一 御隠居様御剃髪御改名 鷺山様

一 学問所出席
一 御隠居御家督の御飛脚暮時着熊澤作右衛門夜分出立致候

   同十一日 天氣八つ時過少々時雨
一 炮術出席

   同十二日 同前
一 学問所出席
一 殿様御改名の御觸来る 御本城へ御帳麻上下にて罷出る

   同十三日 曇る夕方より雨


   同十四日 雨天
一 松平出羽守様今晩加古川御泊りに付 親人様御馳走五つ時前に
  加古川へ御出被成候┌供連 縨  両口 鑓 箱 草り取 合羽籠 沓籠
一 学問所出席    │明荷
           │ はつぴ若黨弐つ 蚊屋 風團 馬上提灯 高提灯一つ
           │    仲間七つ       弓張弐つ 鞭
           └ 火事羽織踏込陣笠

   同十五日 曇る四つ頃より晴る
一 月次廻勤
一 親人様昼後御帰り

   同十六日 晴る
一 学問所出席
一 塩硝合今日より始る終日罷出る

   同十七日 晴る
一 塩硝合終日出る

   同十八日 晴る
一 学問所出席   塩硝合終日出る

   同十九日 雨天昼過雨上る
一 終日塩硝合

   同廿日 薄曇り夕七つ過より雨
一 学問所出席   塩硝合終日出る

   同廿一日 雨天夜分大雨
一 塩硝合雨天に付休み

   同廿二日 雨天昼前より上る
一 学問所出席
一 水餘程出る

   同廿三日 天氣
一 塩硝合八つ過まて出る   炮術出席

   同廿四日 天氣
一 学問所出席

   同廿五日 天氣
一 馬出席

   同廿六日 天氣
一 学問所出席

   同廿七日 入梅天氣


   同廿八日 同断
一 学問所出席
一 姫君様御着帯の御觸来る
一 殿様御家督の御礼済と御觸来る
[御觸冩 五月廿七日付]

殿様去る十四日御奉書御到来翌十五日
御隠居様 御名代出雲守様御同道被遊御登
城御隠居御家督の御礼無御滞被 仰上候由
申来候就右為恐悦 御本城へ罷出御帳に附可
被申候且御家督為御祝儀左の通差上候由
申来候間此段為承知申達候
  右の趣申達候様月番大河内二衛門被申聞□□
  申達候已上
   五月廿七日

一海老一折宛 給人国組     大御隠居様へ
       力丸弓馬     一干鯛一折 姫路惣御家中
       給人格     御隠居様へ
       奥御医師      同 一折 同断
   一折宛 御中小姓三組
       御中小姓席     已上
       惣御医師
      ┌御臺所頭より
      └並御供番格迄
       惣組外
[大目付達冩 五月廿七日付 御家中衆宛]

姫君様御懐妊御治定
の旨被 仰出候段江戸より
申来恐悦の至に候此段
為心附申達候右に付為
恐悦麻上下着用
御本城へ罷出御帳に附
可被申候
右の趣申達候様月番
大河内二衛門殿被申聞
候に付申達候已上
 五月廿七日   大目付

御家中衆

   同廿九日 同断
一 姫君様御産済迄御在府被遊度御願済の御觸来る
一 炮術出席
一 明丗日大河内二衛門殿より御用の儀有之に付御用場へ五つ半時
  罷出可申様手紙来る

   同丗日 雨昼頃より上る
一 学問所御用引
一 不易流指南差添被 仰候
   右御礼廻勤  大河内二衛門殿  長澤小太夫へ何角と挨拶
          中野弓左衛門殿

   吹聴┌森四郎左衛門 差添三人   下田源太夫
     │高須隼人殿  河合隼之助殿 松平七郎右衛門殿 大内又左衛門殿
     └河合弥一郎殿 小川寛十郎殿

一 靏田善之進火業修行被 仰付候
  □句讀師へ廻章出す


六月

   六月朔日 晴る昼過より村曇り夜分時雨
一 月次廻勤   繰形稽古有之
一 明二日市川於河原磔罪有之に付見物不相成旨御觸来る

   同二日 晴る
一 学問所出席   炮術出席

   同三日 雨天
一 昼後森先生宅へ同勤寄合致候

   同四日 雨天四つ過より晴懸る
一 学問所出席

   同五日 度々時雨
一 炮術出席

   同六日 雨天
一 学問所出席   繰形稽古有之
一 森先生より呼に差越御用場へ罷出候處流義へ被下金二両分
  御渡被成候

   同七日 終日村雨


   同八日 少々村雨
一 学問所出席   炮術出席

   同九日 雨天


   同十日 少々村雨昼後少々雪雨
一 学問所出席
一 高須太夫八つ時頃御帰着被成候

   同十一日 村曇り夕方少々時雨
一 組の者鉄炮見分被成候
   大日河原へ持参覚
       合羽籠  幕壱疋  串弐本  炭取にて炭 手桶杓
       土瓶二つ 茶碗二十 多葉粉盆四つ せんべい弐百枚
一 火縄代参拾匁 四つ星九人 三つ星七人 子供三人へ例の通
  小頭へ八匁 ■へ三匁

   同十二日 快晴
一 学問所出席

   同十三日 村曇り度々時雨
一 御厩出席

   同十四日 曇る
一 学問所出席   炮術出席

   同十五日 朝曇る
一 内藤太夫正九つ時御帰着被成候

   同十六日 朝曇り昼後晴る
一 学問所出席   繰形稽古有之
一 屋根葺今日より始る

   同十七日 晴る夕方雷鳴雷雨
一 炮術出席

   同十八日 曇る朝の内少々雨
一 学問所出席

   同十九日 雨天夕方より晴る


   同廿日 村曇り
一 学問所出席

   同廿一日 村曇り度々時雨
一 繰形稽古有之

   同廿二日 天氣
一 学問所出席
一 當十一日就吉辰 姫君様御着帯御祝儀被為済候恐悦の御觸来る
  御本城御帳麻上下着用

   同廿三日 天氣
一 炮術出席

   同廿四日 晴る
一 学問所出席

   同廿五日 昼過少々雷鳴雨
一 御厩出席

   同廿六日 晴る
一 学問所出席   炮術出席

   同廿七日 晴る


   同廿八日 曇る四つ過より雨
一 学問所出席
  御厩出席

   同廿九日 天氣夜分雨
一 炮術出席

   同丗日 晴る
一 学問所出席

七月

   七月朔日 晴る
一 月次廻勤并暑氣見廻
一 御尋物の御觸来る

   同二日 雨少々五つ過より曇る
一 学問所出席   炮術出席

   同三日 晴る


   同四日 同断
一 学問所出席

   同五日 少々雨昼過晴る
一 炮術出席

   同六日 晴る
一 学問所出席

   同七日 晴る
一 七夕禮廻勤
一 例の通墓所花生切夕方所々へ遣候事

   同八日 天氣
一 学問所出席   炮術頼合
一 鮎打に笹沼氏同道にて夕方より参り夜八つ時過帰る

   同九日 晴る


   同十日 同断
一 学問所出席

   同十一日 同断
一 炮術出席

   同十二日 同断
一 学問所出席

   同十三日


   同十四日


   同十五日


   同十六日 晴る
一 吉田源衛門笹沼閏次同道にて網打に参候

   同十七日 晴る
一 炮術出席

   同十八日 夕方少々雷鳴
一 学問所出席

   同十九日 夕方雷鳴雨


   同廿日 曇り夕方晴る
一 学問所出席   炮術出席

   同廿一日 雨天


   同廿二日雨天風少々有之
一 学問所出席

   同廿三日 嵐模様
一 炮術出席

   同廿四日 晴る
一 学問所出席

   同廿五日 晴る


   同廿六日 晴る
一 学問所出席   炮術出席

   同廿七日 晴る
一 寄宿寮今日請取諸道具取片付致候

   同廿八日 晴る
一 寄宿寮當番但今日より始る

   同廿九日 晴る
一 炮術出席


閏七月

   閏七月朔日 晴る
一 月次廻勤

   同二日 晴る
一 学問所出席 但し寮當番

   同三日 晴る
一 寮當番 昼前   炮術出席

   同四日 晴る
一 寄宿寮當番

   同五日 夕方少々雷鳴


   同六日 雨天少々嵐
一 学問所出席

   同七日 晴る
一 寄宿寮當番

   同八日 晴る
一 学問所出席

   同九日 晴る
一 寄宿寮當番昼前   炮術出席

   同十日 晴る
一 学問所出席

   同十一日 雨天
一 綱岩鋳候

   同十二日 晴る
一 寄宿寮當番   炮術出席

   同十三日 晴る


   同十四日 晴る
一 寄宿寮當番

   同十五日 夕方少々雨
一 月次廻勤   炮術出席

   同十六日 晴る
一 学問所出席

   同十七日 晴る
一 沙魚釣りに□□[重次]召連参候夕七つ時過に帰る

   同十八日 晴る
一 寄宿寮當番   夕炮術出席

   同十九日 晴る
一 魚□致候

   同廿日 晴る
一 寄宿寮當番

   同廿一日┌村曇り昼前より風昼後少々つゝ雨
       └夕方より嵐
一 炮術終日

   同廿二日 村曇り
  学問所出席
一 寄宿寮當番   一┌酒井傳助様御願の通御隠居被 仰付家督無相違
           └三百石被 仰付候便有之
   同廿三日 晴る
          昼後金澤氏にて炮術相談寄合

   同廿四日 晴る
一 学問所出席   炮術出席

   同廿五日 晴る
一 寄宿寮當番
一 昼後森先生方へ同勤不残寄合火業細工来月二日より先生
  宅にて始め候段相談究り候

   同廿六日 曇り
一 寄宿寮當番

   同廿七日 雨天汁後より晴る
一 夕炮術出席

   同廿八日 晴る
一 学問所出席
一 四つ頃より笹沼閏次同道にて廣へ殺生に参候

   同廿九日 晴る
一 寮當番


八月

   八月朔日 晴る
一 礼廻勤
一 明二日より不易流火業細工相始め申候付大目付長澤氏へ学問所の方
  如何可致哉懸合候處細工中引に可申候様被申聞候に付大目付月番
  力丸弓馬学問所肝煎熊澤只右衛門角田多内へ手紙にて同勤へ廻状にて
  明二日より引候旨届致候

   同二日 暁方より雨
一 昼後森先生宅へ細工に参候

   同三日 晴る
一 終日森

   同四日 天氣
一 同断

   同五日 昼前より雨天
一 森先生宅へ終日細工

   同六日 晴る
一 火業細工終日
一 御觸左の通
  先月廿三日 上使川勝中務様を以 御鷹の雲雀三十被成
  御拝領 御隠居様にも以 上使御同人様同断被成 御拝領
  候の由申来候此段為承知申達候尤右為恐悦 御本城へ罷出
  御帳に附可被申候此段申達候様月番大河内二衛門殿被申聞候に付
                        申達候已上
     八月五日   大目付
一 お辰吉田氏より河魚釣に参候

   同七日 晴る
一 火業終日

   同八日 晴る
一 火業細工終日

   同九日 晴る
一 火業細工終日
一 森伊野衛門渋川又弥等今朝六つ半時過出坂致候

   同十日 晴る
一 御月番二右衛門殿より同苗へ自分召連明十一日御用の儀有之候に付
  御用場へ五つ半時罷出候様御手紙来る
  右御請に両人共二衛門殿へ罷出る
  吹聴致候方々様 内藤様 河合様 力丸様 山田氏 関氏
  前田氏 金原氏 本間氏 本多氏
一 森氏へ細工終日出る

   同十一日 晴る
一 親人様御取次兼勤被為蒙 仰候
  沼田氏 布川氏 松岡氏 同断
一 自分御在城中御小姓御雇被 仰付候
┌御小姓┌福嶋善兵衛┌御小姓         新
└代番 └岡田女木蔵│御小納戸 村田三郎次  御小姓 吉田源右衛門
┌同断       └兼勤
└雇   芦田鮭介  御小姓 勅使河原万兵衛 同  ┌村角群一郎
                       御小姓│境野象之助
一 御次番 御供番 並供番             │熊谷平之助
  御徒士等被仰付候             御雇 │福嶋謙次
                          └長谷川■次
一 間原覚衛門御徒士頭格被 仰付候
一 御禮廻り 御家老列座衆奉行大目付
一 御小姓頭 天野 北爪 懸御目候事
一 御側御用人 河合 青木 勅使河原 同断
一 御小納戸 小幡氏 御案詞原田氏 同断
一 同勤 和尚へ 同断
        御近習
       ┌─────┐
一 御伽醫師 │御側御用人│席へ吹聴に廻り候
       └─────┘
一 福嶋美吉宅へ同勤不残寄合江戸表への
  手帋文言并御側勤名前等承候事

   同十二日 天氣
一 福嶋長谷川吉田氏へ集り四人にて和尚方廻勤

   同十三日 晴る
一 同断

   同十四日 雨
一 昼前の内四人にて和尚方廻勤 夜分吉田氏新年寄合
一 善福寺へ百ヶ年法事の事自分参り申置候事

   同十五日 晴る
一 月次廻勤

   同十六日 晴る
一 昼時より新例芦谷氏へ寄集り岡田氏寄合江戸表への
  手紙不残岡崎庄八殿方へ長谷川氏より頼遣候 夜分行懸に
  米飛脚へ福嶋謙七郎持参の事

   同十七日 晴る
一 昼時村角氏へ新連集り諸方廻勤の事
一 京都より龍門羽織染出来にて来る

   同十六日分
一 金原長作袖留致候事
一 釋尼雲■百年忌相當に付

  善福寺へ  餅六つ 大橋角左衛門
 ┌銀札十五匁              柳田鉄太夫
 │米壱斗    七つ時案内       同 桂一郎
 │菓壱袋      大橋角左衛門
 │餅弐備      本間懈妻
 └塔婆壱本     吉田お秀
一 寺并佛様へ野菜物にて上る
一 客へは焼物斗肴藝洲肴出候事
一 京都籠谷氏へ龍門紬紋附横麻上下染 熨斗目
  機留袴嶋絹糸 関氏絹糸かせ 黒茶丸頼遣候

   同十八日 雨
一 藤や利兵衛方へ参り三原正家脇指拵頼置候
一 少々斗此間の礼廻勤

   同十九日 天氣
一 新同勤不残鹿万津へ参り夜分五つ時過帰る 割合壱匁七分八厘

   同廿日 晴る
一 五つ時より長谷川氏へ集り廻勤
一 九つ時より熊谷氏へ集り勅使河原氏大寄合
一 母人様針谷氏より鹿万津へ御出被成候

   同廿一日 村曇り村雨昼過より雨
一 御厩出席
一 昼後森稽古場へ出席
一 藤屋へ親人様御脇差鞘色上け等頼候

   同廿二日 時雨
一 昼後森稽古場へ出席
一 夜分境野氏新寄合

   同廿三日 天氣
一 昼後芦谷氏へ寄合和尚へ廻勤

   同廿四日 終日曇る
一 塩硝合終日出席

   同廿五日 曇り少々つゝ雨
一 朝福嶋氏へ寄合廻勤

   同廿六日 曇る昼後より晴る
一 京都縮緬弐反小紋染并馬乗袴地直段聞合せに遣候
一 夜分熊谷氏寄合尤新連中
一 親人様昼後より蔵之進御連被成鹿万津へ御出被成候

   同廿七日 晴る
一 母人様お辰吉田氏より茸狩に御出被成候
一 昼後芦谷氏大寄合
一 京都より色々来る

   同廿八日 天氣
一 朝の内宅へ寄合廻勤
一 勅使河原万兵衛御案詞奉行借役被 仰付候
一 昼後森氏へ出席
一 お辰関氏同道にて阿成瀬へ参候
一 紺かいき[甲斐絹]長谷川氏より貰候但し壱尺に付正銀壱匁七分九厘

   同廿九日 天氣
一 御觸来る但し長文故前へ写有之
一 昼後森氏出席

   同丗日 雨
一 十二所於正眼堂相撲有之に付見物并地取等見物無用の
  御觸来る
一 殿様御在所へ御暇の節 御鷹二居 御刀 御拝領被
  為在候御沙汰 大久保加賀守様より有之に付右恐悦として
  御本城へ服紗小袖麻上下にて御帳に罷出候様御觸来る
一 右恐悦御帳の義は御小姓同勤中より江戸表同勤中へ
  手帋差出候事故罷越不申及候事
一 夜分宅新連寄合


九月

   九月朔日 晴る
一 朝の内吉田福嶋長谷川自分四人にて廻勤
一 昼後森氏出席
一 鼎彦平より馬借参り差遣候事

   同二日 晴る
一 昼後より福嶋氏へ寄合清水御門より追々賣物に相廻り
  京口御門より罷帰る但し芦谷氏吉田氏両人不残出候事

   同三日 晴る
一 御厩出席
一 昼後吉田氏大寄合

   同四日 晴る
一 福嶋長谷川自分三人にて朝の内廻勤
一 昼後森氏出席
┌一 柴田大之丞母今暁病死致候
│一 夜分福嶋氏寄合熊谷氏不参事
│[記事前後の印]
│  同五日 晴る
└一 昼後森氏出席
一 夜中長谷川氏極内にて参り熊谷氏一件咄候事

   同六日 晴る
一 御厩出席
一 昼後宅へ新古寄集り御本城へ参候事
一 夜分長谷川氏寄合

   同七日 晴る
一 四人にて昼前廻勤
一 昼後村角氏大寄合

   同八日 快晴


   同九日 雨天
一 節句礼廻勤

   同十日 晴る
一 朝の内四人にて廻勤
一 夜分芦谷氏寄合

   同十一日 晴る


   同十二日 晴る
一 御厩出席
一 昼後境野さかいの氏大寄合

   同十三日 晴る
一 朝の内四人にて廻勤   夜分吉田氏寄合
一 馬見分有之
一 京都より替嶋機留四具分来る

   同十四日 晴る
一 午後森氏へ出席

   同十五日 雨天
一 月次廻勤

   同十六日 晴る   ┌親人様御痛に付今日より
             └杉氏薬被成御貰候
一 朝の内四人にて廻勤
一 午後森氏へ出席
一 江戸酒井忠兵衛殿當八日面疔にて御病死の段為知手帋来る

   同十七日 晴る
一 夜分村角氏寄合

   同十八日 晴る
一 午後熊谷氏大寄合
一 京都より龍門絹麻上下母人様手織染出来にて来る

   同十九日 晴る
一 朝の内四人にて廻勤
一 午後森氏出席今日にて細工は相済候然る處廿四日限りに
  届致候引合
一 姫君様當十三日 御男子様御出産の為 御見状
  親人方へ来る
一 親人様長崎奉行泊りにて夜分町廻り可被成候処御痛に付
  米津氏へ御頼被成候

   同廿日 晴る夜分雨天
一 夜分吉田氏寄合 但し七つ時より歓伺公
一 當十三日 姫君様 御男子様 御出産の御觸来る
  恐悦麻上下 御本城御帳有之

   同廿一日 天氣
一 真字弐歩判當十月より通用無用の御觸来る
一 姫君様 御男子様御出生にて右為恐悦御家中
  惣名代御使番鈴木善之助江戸表へ差出候旨
  御觸有之

   同廿二日 晴る
一 朝の内四人にて廻勤

   同廿三日 晴る   一┌夜四つ時北爪氏出立
              └同勤宅に寄合見立申候
一 昼前の内道具屋廻り致候
一 高須隼人殿へ馬御貸申候
一 京都より縮緬小紋染出来にて来着

   同廿四日 晴る
一 昼前明日の宅寄合案内廻勤   一┌金子兔吉へ正家
一 夕宅にて鱧伺公致候       └柄巻頼候
一 夜分金澤氏へ不易流同勤寄合

   同廿五日 晴る
一 昼後宅大寄合
一 夜分境野氏寄合

   同廿六日 晴る
一 昨日大寄合の礼廻勤
一 昼後森氏出席
一 京都へ関氏より龍門紋附被頼遣候事
一 家内昼後より近邊の山へ参候事

   同廿七日 晴る夜四つ時頃より雨
一 御厩出席   昼後森氏出席
一 京都より紬紋附吉田氏唐機留参候事

   同廿八日 雨天少々風 夜分より晴る
一 朝の内廻勤
一 昼後福嶋氏大寄合
一 夜分熊谷氏寄合

   同廿九日 天氣
一 昼後森氏出席大火箭仕立致候事


十月

   十月朔日 晴る


   同二日 快晴
一 昼後長谷川氏大寄合
一 親人様御取次の方にて中ノ御門御馳走

   同三日 村天氣
一 風邪に付吉田氏頼合候事
一 澤瀬氏今朝病死

   同四日 同前
一 鹿万津へ同勤 御舩乗初に付参候処自分不快故
  吉田氏へ頼遣候事
一 親人様朝御使者受但し暁六つ時前より御出被成候事
一 御觸左の通
  先月廿一日朝吉辰  御出生様御七夜御祝儀無御滞
  被為済 御名 徳太郎様と被進 若殿様と可奉称旨被仰出候
一 右御祝儀 公方様より御老中大久保加賀守様従
  内府様大納言様西丸御老中松平伯耆守様以 上使
  殿様姫君様若殿様大御隠居様御隠居様御姫君様被成
  御拝領物 御臺様 御簾中様 永姫君様 泰姫君様
  初之丞様 暉姫君様よりも女中以 御使被成 御拝領の旨
  申来り恐悦の至に付右為恐悦麻上下着用御
  御本城へ罷出御帳附可申候
  右に付御家中の男女 徳と申文字とくと唱候名実名
  とも相改可被申候右の趣組支配有之面々は組支配へも
  可被申渡候此段申達候様月番高須隼人殿被申聞候に付申達候
  已上
    十月三日   大目付

   同五日 同前昼過時雨
一 昼後岡田氏大寄合の處風邪故不罷出候事

   同六日 曇り四つ頃より晴る
一 昼後明日大日河原へ参候に付勅使河原 境野 熊谷へ頼候
  廻勤

   同七日 快晴           薬今日限り
一 終日大日河原へ参候事

   同八日 曇る
一 髪月代致昼後例の通廻勤

   同九日 天氣昼後曇り夜分雨
一 夜長谷川氏寄合

   同十日 晴る
一 暁前三丁目少々焼失の由
一 霜葉□[院]様二十□廻御忌取越右に付諸向へ餅遣候
   境野大蔵    前田十左衛門   關十郎太夫
   金原助左衛門  吉田孫衛門    本間懈
   右八合□四つつゝ
一 善福寺へ
   白糸壱斗  銀切手 弐拾目  茶弐袋
   備餅 弐備 塔婆壱本
一 昼後勅使河原氏大寄合 芦谷氏 熊谷氏  頼合
             境野氏 長谷川氏
一 案内致候
断 米田十左衛門  金原御袋   吉田孫左衛門
断り境野子供両人 ┌關十郎太夫  同 妻
  々 戊衛門  └々 御袋   本間御新造

   福田理兵衛 断 野村幾子 不来 久助

   同十一日 曇り四つ時過より晴る
一 朝の内例の通廻勤
一 家内□[昼]前景福寺斗佛参

   同十二日 雨天四つ前より揚る昼後晴る
一 昼後桐の馬場責馬也
一 百文銭御觸来る

   同十三日 晴る
一 夜分吉田宅寄合

   同十四日 晴る
一 朝の内例の通廻勤
一 今日より御在城勤御用引致候尤大目付への
  届は福嶋善吉より一統御用引致届候事
  好古堂肝煎河合惣兵衛へ自分罷出届候
  福嶋謙次も不快の事ゆへ自分より届候事
一 寮肝煎石田金八へ一統の処頼置候事
一 不易流の方は福田福嶋へ面會にて御用
  引の頼置候事
一 今日より御用引致候付羽織執候事

   同十五日
一 月次廻勤
一 御厩にて備前より参候馬乗候付見物候
一 竹屋宗八方へ参り忰に宗光研頼候事

   同十六日 晴る
一 夜分村角宅寄合

   同十七日 少々村時雨
一 朝の内例の通廻勤
一 昼後福嶋善吉宅大寄合夫より 御屋敷拝見に
  罷出又候福嶋宅へ参り夜分酒出候事但夜分退
一 恐悦御觸弐通参候
一 京都より熨斗目着致候

   同十八日 晴る
一 朝の内例の通廻勤
一 昼後熊谷自分両人にて勅使河原氏へ罷出恐悦の
  御包書下文面承合せ候事
一 河合寸翁様御帰りに付外京口迄同勤同道にて罷出候

   同十九日 少々村時雨
一 御包書認勅使河原氏へ熊谷自分両人にて持参候處
  古勤御連中勅使河原宅御寄合に付皆様へ為御見
  被下候様□□御損被 仰候に付乍略義御頼申置候
一 熊谷氏同道にて廻勤
一 村角三郎次殿より明後廿一日東御屋敷へ拝見に不罷出様
  申来る
一 夜分芦谷氏寄合

   同廿日 天氣
一 昼後芦谷氏大寄合

   同廿一日 晴る
一 東御屋敷へ勅使河原氏へ一統寄合拝見に罷出候
一 昼後舩場本徳寺へ帰り見物に参候尤熊谷氏へ新連
  寄合参候事
一 夜分境野氏寄合
一 京都へ金子九両弐歩奉行書役へ頼遣候事

   同廿二日 晴る夜分雪粉り雨
一 御厩出席
一 昼後例の通廻勤夫より芦谷宅へ福嶋謙次
  境野象之助自分日記拝見に参候事
一 鉄与より唐物持参候事

   同廿三日 四つ頃より雪粉り雨昼頃より晴る
一 金子虎吉柄巻昨夕出来に付今日藤屋持来り
  目釘為打候
一 昼後吉田宅大寄合

   同廿四日 天氣
一 昼後例の通廻勤
一 夜分熊谷氏寄合

   同廿五日 天氣
一 朝の内廻勤
一 昼後宅にて福嶋氏繪圖面會致候事芦谷氏斗
  □□[厥席]の事
一 夜分吉田宅にて日記拝見致候事昼後同断
  少々酒有之事
一 今日江戸より御使有之由

   同廿六日 天氣
一 朝の内例の通廻勤
一 夜分自分宅寄合

   同廿七日 快晴
一 昼後村角氏寄合
一 御参宮の御觸来る
一 當十五日御在所への御暇被為蒙 仰廿一日
  御発駕の御觸来る

   同廿八日 快晴
一 朝の内例の通廻勤
一 昼後村角へ寄合即是堂へ見習に参候
一 即是堂後舩場本徳寺へ参り候
一 夜分福嶋氏寄合

   同廿九日 昼過雷鳴
一 昼後境野氏大寄合

   同廿[丗]日 晴る
一 夜分芦谷氏寄合 白 口開き有之
一 朝の内例の通廻勤


十一月

   霜月朔日 天氣
一 月次廻勤
一 昼後熊谷氏大寄合それより八天□□□両御屋敷へ
  参り候

   同二日 雨天
一 朝の内例の通廻勤
一 □[昼]後番部屋受取へ一統罷出大掃除致候事
一 御觸色々来る
一 長谷川氏夜分寄合此方口開き致候事
一 關氏の黒羽二重染出来にて京より来る

   同三日 天氣
一 昨日籠□[谷]□平殿昼頃御帰着に付今朝歓に参候
一 昼後自分宅大寄合

   同四日 晴る
一 朝の内例の通廻勤   御厩出席
一 昼後福嶋氏大寄合
一 根岸源太兵衛殿へ判鑑出候美濃紙半切弐寸年号月日認

   同五日 晴る
一 昼後長谷川氏大寄合

   同六日 晴る
一 朝の内例の通廻勤
一 昼後番部屋大寄合
一 大澤源兵衛方より本庄利兵衛へ壱貫目来る利銀は不求
  但し證文返し候
一 夜分吉田氏寄合にて勘定等致候事

   同七日 晴る
一 親人様五つ時前より五山御馳走に御出駕被成候
一 昼後番部屋へ吉田熊谷福嶋長谷川自分罷出庇等為致
  候事

   同八日 晴る
一 □□[朝の]内例の通廻勤
一 昼後番部屋大寄合

   同九日 晴る
一 朝六つ半時より番部屋へ寄合御着村へ
  御着の由にて 御本城へ罷出る善老出来蔵群次
  東御屋に残り其外不残罷出る御先番太助猪之蔵
  東御屋敷へ着の上同道にて三人共罷越尻
  正午上刻 御城着被遊候
一 夜分御禮に同勤并御近習御用人御小納戸御案詞へ
  廻勤

   同十日 雪氣
一 朝六つ半頃より御屋敷罷出る暮過引
一 折井■■衛門殿へ御歓に罷出候

   同十一日 雪氣
一 朝六つ半頃より御屋敷へ罷出る暮過引

   同十二日 雪氣
一 同断
一 京都より綿こ脚絆来る

   同十三日 天氣
一 同断
一 夜分 御番入久保園司より根岸源太兵衛へ
  懸合の上手帋にて被 仰付候直様同勤中へ
  頼□吹聴旁廻勤留守の處は手札にて廻り候
一 夜分熊谷氏にて新連寄合の事
一 御近習席御坊主迄御土産物被下有之

   同十四日 曇り五つ自分より雨
一 當番に付例刻より出席引同前
一 諸向昨夜留守の處へ又候廻勤の事 御供高増
一 即是堂御参詣有之初ての事ゆへ御皆御在番
                   のしめ

   同十五日 晴る
一 非番の處 御在城月並御請有之に付惣出
  服紗小袖麻上下昼後相引
一 八つ頃より長谷川同道にて番部屋買物に罷出夫より境野氏へ
  寄合伺公致候

   同十六日 雪氣
一 當番 御着座有之

   同十七日
一 朝の内道具屋へ参り昼後宅にて吉田境野長谷川へ参り御次第書
  認候事

   同十八日
一 當番

   同十九日
一 惣社祭礼に付服紗小袖麻上下惣出暁七つ時より
  昼弁當即是堂にて尤奥屋清蔵へ一統申付候事
  御帰り暮時

   同廿日
一 當番

   同廿一日
一 御手筒拂被 仰付候右に付五つ時前より罷出る尤
  御年寄大目付立寄の事 御小姓頭御近習御用人
  へ吹聴致同勤へも廻勤の事

   同廿二日 昼頃早手
一 當番

   同廿三日
一 惣御目見為被 請候に付六つ半前より平服にて惣出候
  但昼後被□候
一 昼後宅へ寄合即是堂圖面認候夜分迄詞書

   同廿四日 天氣
一 當番
一 夜分森氏へ参候御手筒懸り請取等の相談致
  置候

   同廿五日
一 御囃子有之に付終日服紗麻上下にて惣出

   同廿六日
一 當番 惣御目見有之に付惣出服紗麻
一 夜分福嶋宅へ惣寄合尤新連中

   同廿七日
 非番
一 好古堂へ 御入有之に付六つ半時より犄読の方にて服紗麻着用
  致出席
一 昼後御屋敷詰合より出席致候様申越罷出候處
  以 思召 御常膳 御刀御先立被成 御免候右に付
  同勤中廻勤尤留守の処へは両度罷出又候留守に
  候得は札差置候事┌廻勤の節空腹故舩場へ出蕎麦給候事
          └吉田氏境野氏長谷川氏夜分

   同廿八日
 當番
一 御本城へ被為 入諸御礼被為 請候事右に付服紗麻
  惣出□□事
一 御誕生御祝有之

   同廿九日 天氣
 非番
一 御講義始に付五つ時より服紗麻惣出の事尤昼後引
一 夜分長谷川氏へ境野自分両人参候事


十二月

   十二月朔日 快晴
 當番
一 御本城へ被為 入本願寺御使者有之候付惣出のしめ麻上下
  月次の御座敷廻り後本願寺使者御逢有之事
一 近々 御常膳仕度候に付帳札致夕方番の者替合廻勤致候事
  又候今日非番にて留守の処へは吉田境野御夜膳ゆへ長谷川両人
  にて引けより廻り鵬御門出久長門入風呂へ入候事

   同二日 快晴昼後雪氣
 非番
一 御本城へ被為 入諸御礼被為 請亀山本願寺御使者有之候付
  御礼済御逢被遊候事右相済大嶋上田両人御天主へ
  被参候付長谷川自分案内致候事江戸方昨夕番の処へ
  へ又候廻勤候事

   同三日 天氣
 當番
一 即是堂へ被為 入夫より御町廻にて御天主へ被為 入當番
  不残江戸方も不残泊り明の者も御供致候事
一 今晩より御□諭有之事

   同四日 天氣
 非
一 終日非番
一 即是堂へ御出有之

   同五日 天氣
 當番
一 御本城へ被為 入惣御礼被為 請尤平服惣出の事
一 鶏伺公番部屋にて有之當番不残泊り無之者も夜分
  □つ時過引の事

   同六日 天氣
 非番
一 好古堂へ 御出有之御聴有之候事尤當番斗
一 在番長屋にて夜分鼈伺公致候

   同七日 天氣
 當番
一 御本城へ被為入寺院御礼被為請 昼後御常膳稽古有之
  夜分吉田宅にて振廻致候尤稽古後廻勤の事

   同八日
 非番
一 昨夜の御礼廻勤昼後宅へ寄合夕方番部屋より
  吉田境野自分呼に参罷出候処明日御出帰りとも
  吉田氏御刀境野氏御先番自分御刀附相勤候様庄野
  より達有之

   同九日 晴る
 當番
一 鹿万津邊へ 御鷹野へ被為 入新連残り番夕七つ過
  御帰舘

   同十日 晴る
 非番
一 御鉄炮御渡りに付森伊野右衛門へ懸合自分一判にて
  森氏裏判證文にて請取候事┐
              │
   同十一日 晴る  ┌─┘
 當番         │
一 昼後御常膳稽古有之 └一┌市橋邊御家中廻り
一 夜分番部屋にて伺公致候 └尤即是堂にて御召替
一 斎藤皆衛門福田市左衛門今暁出立
一 御鉄炮御小納戸詰所へ預け置候事

   同十二日 晴る
 非番
一 朝の内神戸へ見廻村角へ歓に参候
一 昼後境野氏寄合の處大嶋氏□□へ惣社御門より
  町廻り海老権にて伺公致候八左衛門太助慎三郎三郎次
  参り□□□彦七孫助象之助惣之進群次宇兵衛
  参候事夜分帰る

   同十三日 晴る
 當番
一 御本城へ被為入西本願寺より御使者有之に付惣出
  のしめ
一 御本城にて御召替御家中廻り有之

   同十四日 晴る
 非番
一 昼後番部屋より御用申来り参候処御人少に付
  御使者御代参御先番不寝泊り被成 御免
  候段折井弥五衛門殿より被申聞例の通廻勤
一 桐の馬場責馬同勤にて致候に付七つ時頃より
  廻勤の侭にて出席
一 夜分斎藤和尚方へ桐の馬借其侭にて罷出鼈具
  等にて酒出候事尤連中高須庄野村角三郎
  長谷川芦谷自分罷越候事

   同十五日 晴る
 □[當]番
一 御本城へ被為 入寺院御礼被為請候事
一 今晩より泊り相始候に付吉田境野三俣長谷川
  初て泊り勤候右に付酒出候事

   同十六日 曇る
 非番
一 御在城へ御穕納に付被為 入惣出平服

   同十七日 晴る昼頃より曇る
 當番
一 御手筒臺金物見當等不易流に相成候に付御近習御用人へ
  相断御鉄炮方長助へ相渡し候尤も八つ橋迅電御筒也

   同十八日 快晴夕方曇り
 非番
一 □■邊へ御鷹野に被為 入御供に罷出候但し朝六つ半頃より
  御出暮六つ前御帰舘

   同十九日 天氣
 當番
一 節分に付夕七つ時 御本城へ被為 入御規式有之候
  直様御帰舘
一 夜分於月亭 御酒被下有之頭中頂戴致候

   同廿日 晴る
一 御用詰に付御用場へ罷出候處衣類代金三両被下置候

   同廿一日
一 當番

   同廿二日
 非番
一 御用の儀に付御用場へ可罷出候処少々風邪に付長谷川氏へ
  頼遣候事 好古堂の方にて金壱両弐朱被下置候

   同廿三日 晴る夜中少々雪
 當番
一  夜六つ時より一昼夜□□様坪内□■■致候付惣出
   然れ共思召にて明日の當番は四つ時過引

   同廿四日 晴る
 非番
一 昼頃より引候事
一 即是堂へ御出有之

   同廿五日 晴る
一 當番

   同廿六日 晴る
 非番
一 朝六つ時より錺万津邊へ 御鷹野に被為 入候事御帰り
  清水御門より

   同廿七日 晴る
一 當番泊り

   同廿八日 晴る
一 御本城被為 入 皆勤御褒美有之
一 御用召左の通
┌三□□[百石]御加増    ┌二人扶持
│四百石高と 折井源太左衛門 └御加扶持 □□四郎左衛門
└被仰付候

 組頭    伊保田□衛門
 御勘定奉行 鈴□北右衛門
 牢方    西松文太郎

   同廿九日 八つ過より少々時雨
一 當番

   同晦日 快晴



申年

   申年四月十五日

  御發駕

   同廿日迄 休息

   同廿一日より帰番
一 鹿万津へ御近習御用人初 御在城勤内方不残昼前より
  参り夜五つ時□滞候

   五月廿八日
一 勢州津表へ書状差出候事但し奉得書役へ為認候事

   六月二日
一 間原氏牛込氏勅使河原氏吉田氏奥村氏明石泊りにて
  夕七つ半時分帰着致候
一 好古堂肝煎に学問藝事書出役致候事

   同三日 雨天
一 寄宿寮當番   昼後宅にて不易流書物讀合せ

   同四日 曇る七つ半頃より雨天
一 寄宿寮當番   昼後清水鉄炮場稽古出候

   同五日 雨天
一 昼後寄宿寮へ罷出る

   同廿日
一 村角氏帰着致候事

   同廿三日
一 籠谷弥太郎 御出に付罷越境野氏へ一夜逗留廿四日より宅へ罷越
  廿九日御用済に付夜九つ時頃出立致候

   同廿七日
一 塩硝合相始め候兎角雨天勝に付七月六日に相仕廻申候尤弐貫目
  合候事

一 七月六日昼過津表よりの返書森先生方より相届け来り

一 七月十日天野郷左衛門宅へ罷出盃中即是堂 御代參被
  仰付候

一 七月十四日朝六つ時頃即是堂へ御代参相勤 御備物
  御国老様に有之五つ半時頃天野郷左衛門宅へ右御代參
  相勤候段以書付申出候事
一 七月十八日津表への返事自筆にて相認め差出候但し森先生
  方へ持参致候事

一 八月二日不易流火業細工に取懸候に付御用引致候事
   但し七月丗日学問所掛り大目付豊田大之進へ懸合候事也
一 九月七日前田十左衛門病死致候
一 九月廿日帰番致候

一 同十一日附にて津表へ六日着の返事旁
  願差出候にて申遣候
一 九月十五日火業稽古打大日河原にて致候
一 十月五日藤堂様へ御頼入の願書差出申候
一 十月十八日より廿七日迄風邪に付頼合
一 十一月十日夜五つ時境野氏出立致候
一 同十一日暁 寸翁殿御出立被成候
一 同日境野氏御屋敷差上申候
一 十一月十九日 □□様當十二日御逝去候御觸来る普請御停止廿四日迄
  鳴物の儀は追て十二月十三日より御免有之
一 十二月五日辰の中刻お房出産致候右に付産穢引
一 十二月二十日 皆勤御褒美被下置候
一 同 廿二日 御在城中 御小姓相勤に付衣類代金壱両被下置候
一 同 廿四日 好古堂句讀手傳東寮肝煎相勤に付為御褒美金壱両弐歩
  被下置候
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