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真影山流居合の傳書

眞影山流居合目録
石川謙蔵光實−[欠]
1883.明治十六年五月廿九日
猪苗代盛倫−石川進

眞影山流居合免許
1884.明治十七年八月吉祥
猪苗代盛倫−石川進

真影山流居合免許目録
1811.文化八年六月廿六日
高橋善太夫信次−大塚孫惣
眞影山流居合目録」「眞影山流居合免許」、この二巻は奥書の継目に変更が認められ、且つ筆跡が相違することから、後に再利用されたと考えられます。すなわち両巻共、元来は「眞影山流居合目録」の奥書に残された「石川謙蔵 光實(判)」が作成したものでしょう。石川進は、石川光實の孫にあたります。

真影山流居合免許目録」には、元祖影山善賀入道清重より数え、真影山流の正統を示す「眞影山流正統九世坂上幸福之印」「眞影山流居合正統十世藤原信次印」の印章。

掲載史料及び参考資料
『眞影山流居合目録』個人蔵
『眞影山流居合免許』個人蔵
『真影山流居合免許目録』個人蔵

眞影山流居合目録







 (印)
  真影山流居合起請文
  前書之事

一御相傳之通他人者不及
 申雖為親子兄弟他見他
 言仕間敷事

一他流批判申間敷事

一唯授一人之事

一對師有悪心間敷事

一雖為相學依器用極意御
 相傳前後之恨有間敷事

一相弟子中にて善悪之口論
 仕間敷事

一當流居合不審於有之者
 不残心底尋可申候無左
 野心之批判申間敷事

一右之條々於相背者

梵天帝釋四大天王惣而
日本六拾餘刕大小之神祇
當所鎮守并生國氏神八幡
大菩薩天満大自在天神部
類眷属神罰冥罰可相蒙者
也仍起請文如件


 重而
  起請文前書之事

一當流居合不残御相傳忝
 奉存候事

一貴人又者等へ為禮物
 之勝身相傳仕間敷事
  附り卑賤同前之事

一手詰之極意御免無之弟
 子に者相傳仕間敷事

一御許容以後無指圖抜申
 間鋪事

一唯授一人之外老人於執
 心者勝身可有御免事

  誓詞右同断


  表太刀數手詰之覺

一 向剱 三

一 右剱 三

一 左剱 三

一 仕組 三

一 手詰 九

一 同替



一 仕組

一 摺足

一 中太刀

一 移之太刀

一 擬之太刀

一 車輪

一 脇差一二之大事

一 多勢

一 無明雲

一 身強剱

一 聲之太刀

一 附口傳

一 戸入



一 兆

一 動之大事

一 一二之大事

一 心



一 入合之剱

  居合とは人に切れつ人切つ
   只をたやかに抜とめてよけ

  居合とは飛いなつまの如くなり
   たつと其侭勝利成けり


右此一巻甚為秘術御執心
不残故令相傳訖此表之通廣可
有御指南猶以御吟味可為肝要
也仍許状如件


     丹波八木住
   元祖 影山善賀入道清重

      松浦彌左衛門正歳

      古江権兵衛正勝

      武谷與左衛門重影

      桑原重左衛門影康

      關口伊兵衛定勝

      關口武左衛門勝義

      關口七郎左衛門易定

      沼澤一郎左エ門幸福

      高橋善太夫影次


     石川謙蔵(印)
        光實(判)


     猪苗代盛倫(印)
          (判)

明治十六年五月廿九日


 石川進殿

眞影山流居合免許




(印)
  眞影山流居合免許

一 向剱

一 右剱

一 左剱

一 摺足

一 兆

一 動之大事

一 一二之大事

一 真明剱

一 玉明剱

一 車留

一 勝明剱

一 直入剱

一 天車

一 位詰

一 發刀剱

一 闇隠

一 中腰

一 心

一 口傳

 

右此一巻甚雖も為秘術
御志不浅故令相傳訖此
表之通廣可有御指南候
猶以御吟味可為肝要也
仍免状如件

   丹波八木住
    影山善賀入道
         清重

    松浦彌左衛門
         正歳

    古江権兵衛
         正勝

    武谷与左衛門
         重影

    桑原重左衛門
         影康

    関口伊兵衛
         定勝

   本姓吉田
    関口武左衛門
         勝義

   本姓吉田
    関口七郎左衛門
         易定

   沼澤一郎左衛門
         幸福

   高橋善太夫
         影次

   石川半平
        光実

   猪苗代盛倫
      (印)
      (判)

明治十七年
 八月吉祥


 石川進殿

真影山流居合免許目録



 (印)
   真影山流居合免許目録

一 向剱

一 右剱

一 左剱

   居合をは人にきられす
    人きらすたゝおたやかに
     抜とめてをけ

   居合とは飛稲妻のことくにて
    たつとそのまゝ勝理
     なりけり

一 摺足

一 兆

一 動之大事

一 一二之大事

一 心

            (印)
   (印)

一 口傳

右此一巻甚雖為秘術御執心不浅
故令相傳畢此表之通廣可有御指南
候猶以御吟味可為肝要也仍許状如件

   丹波國八木郡
    影山善賀入道
         清重

    松浦彌左衛門尉
         正歳

    古江権兵衛尉
         正勝

    武谷與左衛門尉
         重影

    桑原重左衛門尉
         影康

    関口伊兵衛尉
         定勝

    関口武左衛門尉
         勝義

    関口七郎左衛門尉
         易定

    沼沢一郎左衛門
         幸福

    高橋善太夫

文化八年    信次(印)(判)
 六月廿六日

 大塚孫惣殿
書中印章


眞影山流正統九世坂上幸福之印:沼澤幸福


眞影山流居合正統十世藤原信次印:高橋信次
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