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氣樂流の傳書

氣樂流切紙
1862.文久二壬戌年正月吉日
齊藤武八郎在寛−後藤市助

氣樂流目録
1865.元治二乙丑年正月吉日
齋藤武八郎在寛−後藤市助

氣樂流目代
1868.慶應四戊辰年正月吉日
齋藤武八郎在寛−後藤市助

氣樂流免状
1868.慶應四戊辰歳十一月吉辰
齋藤武八郎在寛−後藤一雄

柔術秘傳書
1865.慶應改元乙丑年閏五月吉日
後藤矩寛

契木十五本 鎖鎌二十本
後藤一雄

體術 契木鎖鎌手順控 剣術竹刀形手順扣
後藤一雄

奉誓神文之事
1874.明治七年戌第四月一日
−1896.明治廿九年二月廿八日
門弟−後藤一雄
掲載史料及び参考資料
『氣樂流切紙』私蔵文書
『氣樂流目録』私蔵文書
『氣樂流目代』私蔵文書
『氣樂流免状』私蔵文書
『柔術秘傳書』私蔵文書
『契木十五本 鎖鎌二十本』私蔵文書
『體術 契木鎖鎌手順控 剣術竹刀形手順扣』私蔵文書
『奉誓神文之事』私蔵文書

氣樂流切紙

氣樂流 一巻
(印)
   切紙

一 禮義捕
一 手ツ花
一 小手返
一 奏者
一 腕折
一 荒人留
一 左右
一 止鬼
一 雷
一 片胸倉轡締
一 錣捕
一 風車
一 撫
一 引立
一 小具足無双
一 七里押
一 通違
一 妻裏
一 捕合大殺
一 互胸倉
一 土手之内
一 前天狗
一 向詰
一 登煙
一 小具足前落
一 桔槹
一 風返
一 及
一 摺込
一 鎧通
一 眼力落
一 車返
一 眉間碎
一 奥之山蔭
一 猿猴返
 右三十五手表方也

一 轡締
一 喉掛
一 二挽
一 枕返
一 左右
一 荒馬
一 襟落
一 片腕返
一 横突
一 古木
一 腓返
一 同締
一 鯉瀧登
 右十三手秘術之傳也

一 魂膽碎
一 鳩尾碎
一 荒波碎
一 命門碎
一 日月碎
 右五箇條之當身者即死之手傳也

天も清浄地も清浄根本清浄我身も清浄六根清浄
祓い玉い清め玉い唵縛日羅盤地か池之切子水汲て
肩に尾羅呼娑婆河 ウンバン
         ウンバン 口傳
         ウンバン
一 早縄
一 翼締
一 壹寸縄
 右手術之傳

強みにて行當るをば下手云ふ
鞠に柳を上手とそいふ

速手なく遅手はあらし軽くなく
重き事をば悪しきとそ云ふ

一坂を手遠く見ればいふかしや
山打をば道あらはなり

怠らす行ば千里の末も見ん
牛の歩行のよし遅くとも

闇の夜に啼ぬ鴉の聲聞かば
産れぬ先の父そ恋しき

 口傳



文久二壬戌年正月吉日
   齊藤武八郎
     在寛(判)(印)


後藤市助殿

氣樂流目録



氣樂流目録 一巻
(印)
  氣樂流目録

一 銻小具足
一 互胸倉居取
一 上使捕
一 居投
一 内烏帽子
一 無劒術
一 髻両端
一 行逢
一 一文字
一 捨身
一 捲之手
一 同裡
一 猿猴傳捕
一 後目捕
一 引折
一 同崩
一 追投
一 同請
一 小晒
一 膳持
 右二十手前目録

一 片鞆返
一 同左
一 桃燈縮
一 鞆一文字
一 鞆切
一 鞆留
一 中切
一 同裡
一 鐺之抜附
一 鞆車
一 大小捌
一 両鞆返
一 右打
一 左打
一 連續
一 相打
一 小手打
一 入身
一 入身當
一 鞆投
 右二十手中段目録

一 胸倉腕折
一 膝車
一 退捕
一 邯鄲之枕
一 絹擔
一 狐之三足飛
一 髭前落
一 違落
一 虎返
一 荒氣捕
一 二人詰胸倉
一 古木返
一 倍力
一 両胸倉前落
一 鹿之一足飛
一 地獄落
一 岩石落
一 水流
一 胴返
一 後大殺
 右二十手捕合目録

一 清替外
一 無刀之逆打
一 鐺返
一 挟箱
一 爪捕
一 柔刀
一 居捕抜附
一 無刀前落
一 閨之太刀
一 居形引
一 劒投
一 力尺抱
一 同碎
一 眉間
一 無明之位
一 水車
一 惣崩
一 鷹之嶋渡
一 袖摺
一 手車
 右二十手修行目録

一 大返
一 袖車
一 同裏
一 左右返
一 後襟捕
一 片胸倉切
一 後山蔭
一 絶骨
一 片匕
一 胸倉咽締
一 後横突
一 三段縮
一 灰吹締
一 獅子洞入
一 矢筈小具足
一 閨之内
一 三考
一 片胸倉腕折
一 瀧落
一 片矢締
 右二十手極傳目録

一劒萬劒亂
     手傳也
萬劒一劒止

一 三寸縄
一 助縄
一 切縄
一 鴨縄
一 盗賊縄
一 曲廻縄
一 鍵縄
一 用事縄
一 御前本縄
一 山伏縄
一 口傳縄
一 御子縄
一 女縄
一 
一 棒縛
一 同
一 渡縄
 右者手傳也

一 六尺棒  三十本
一 契 木  十五本
一 鎖 鎌  三十本
 右手傳也

一 稲妻
一 飛違
 右二手者圓術也

一 蓮花碎

右當身者即死之手傳也可秘々々

 九字

臨 兵 闘 者 皆 陣 列 在 前

右者手術之傳也可秘々々

 護身法

右者手術之傳也可秘々々

 

右之内活之傳者用意雖難授與
貴殿深為執心故與一巻者也仍
目録之状穴賢

 理歌

分のほる麓の道は多けれど
おなし雲井の月を見し哉

かく見れは庭でうつる水の月
爰にあるとはいかて知るべし

打て取り留ても勝や小太刀こそ
雲間を抜て光る稲妻

太刀影かそれかあらぬ哉夕暮の
雲間洩か来る月影の空

世の中に我より外のものなしと
思ふは池の蛙なるべし

いたらぬわ力たてする人は
唯走車に向ふ蟷螂そかし

立合て行と見るとのさかいおば
岸と離るゝ舩と知るべし

降と見は積らぬ先に打払ひ
風吹松に雪はつもらし

心をば廣く静に和田海の
身の働は磯のあら浪

勝負とはたらざる先の勝負にて
打はうたざる切はきらさる

我流は行衛も知らぬかつも
なき巌そかきり勤なりけり

右目録之条々於手術授與者
晝夜無懈怠可勵稽古
鍛錬者也

元治二乙丑年正月吉日
   齋藤武八郎
     在寛(判)
     (印)



後藤市助殿

氣樂流目代


氣樂流目代 一巻
(印)
 氣樂流秘術之傳
  捕手柔之源

吾朝に柔術といふ事往
古はなかりし也唯相撲を
以戦場組打之習とし
是を武藝の一つとせし也
右大将頼朝卿之御代日本
之大小名歴々相撲を取し事
古書に顕然たり然るに
三百年以前長崎へ唐人来
唐朝に力不用而人を搦捕
術ありと語りしに依之
唐書を以考工夫し其
術を新に作り是を捕手
と名付始て術起れり
奇妙成事として諸
人是を賞翫し此術發て
以来有力なる者も非力なる
者に取固められ存外の
勝利を失ひ是より生得の
力と角力は世に廃りて
武家に不用猶又其捕手を
以て仕かけらるゝ時和らけて
勝術と云異朝にては拳法
又は手傳と云

一 功 つとむる/かさぬる と訓す日夜朝暮修
行して年々月々怠らす
稽古の執行を積を功と云

一 呼子鳥
掛聲を以て氣を奪ひ
勢ひ増の術也

一 稲負鳥
敵の面に向て手をはつしと
打て氣を奪ふ也

一 百千鳥
抶鎚を持敵の眼に見せて
氣を取眼をはつしと打也
右之三術は歌道古今の
三鳥之伝を秘して鳥と
いふを取と陰に捕也

一 拍子
則間之體手足三つ一致して
動静遅速一同するをいふ
其間之抜さるを拍子と云

一 位
実を持て虚を討を云
敵の虚待て懸待の節
を伺ひ己を正して備るを
位を取と云り是心氣を
正静にして動轉せす臍下に
納不動心にあらすして
其位に不叶也

一 調子
強弱遅速動静敵に随ひ
其時に應して固を合ると云

一 先先々先ゝ先後の先是を
心の先と云先といふは敵より
業を早く發して勝を云
先々とは敵より先を返して
未業起らさる前既に發ら
むとして氣の動く頭を
知て勝を云後先とは敵より
一の業を出し未二の業不發内
一の業の終勝を云

一 水舩人之事
柔術之大舩を水に浮て
人壱人として進退自由
する事舩其水に浮たる故
なり如何そ大舩を陸に
揚て壱人弐人の力にて少も
動すこと叶へからす如此大強
力成者も小兵非力の士勝負
をすへからす故術を以其虚
に乗したる所を能勘辨して
其業を討時は水上の大舩
のことく自由に勝利を得也
能々可工夫者也

一 當身之事
當身と云は人體之内に少
あたりても甚痛強く絶
難き所を探り知て諸流に
是を用ゆなれとも當り所は
流々に依て一同せす尤流々
に秘術とするは有之非力成者
大力成者に勝之一術にて
要用とす

一 力を不用争事
柔術は敵の力を用る時己
又力を用ゆれは其力争ひ
負るなり弱能強を制と云
是なり誠に力を以争は素
人業にして術にあらす
力は敵の力を用て後の先を
専とすへし斯云は力は
一向不用ものと心得虚弱
成にあらす

一 柔剛強弱の四は各時々
に臨て其節に應して用捨
勘辨あり敵柔なれは剛を
用剛なれは柔を用弱成は
強を用ひて動静敵に随
變化すへし水と舩と
人との心得能々可心得也

一 請身之事
凝を去事第一の請身也心
氣を虚弱に持時は當り強く
痛み厳しき故心を納め
氣を張つめ向より打か突か
突るゝ時は引氣ありて
是を厭ひ遁れんとする時は
猶當り強く故當る時は
息を張つめ請迎事
肝要也

一 曲尺合
是は手の捕様身の浮沈開
き其曲尺に有稽古して
自然と術を本意に合
ことくなるを云

右柔術心得之歌に曰

一心にたち入る
 ほとそ闇のみち
さとりひらけり
  あけかたの空

右者氣樂流組討之多年
於執望不淺御深志見届申候
依之當流之秘術并柔術
口傳之巻令傳授畢自今
以後執望族於有之者堅
以神文執立可有之者也依如件


當身圖説解
    口傳


右者當流極秘之中雖為
秘術貴殿不淺願望殊柔
術就上達令相傳畢堅他見
他言有之間敷者也依如件

 戸田越後守十四代傳来
         齋藤武八郎
慶應四戊辰年正月吉日 在寛(判)
           (印)


後藤市助殿

氣樂流免状




氣樂流免状 一巻
(印)

氣樂流

無敵流  和印可免

戸田流

  出申候事
戸田越後守相傳段々
致相傳候印可免相渡候上は
此流儀に付申分有之と申
者は何時成とも
齋藤武八郎方迄御出可被成候
免状仍如件

   元祖 戸田越後守信正
戸田氏或は富田氏とも称す抑先祖は江州
佐々木家の族なり移居越前數代仕朝倉
家其後豊臣秀次公の劒術師範たりしか
故有て致仕諸國修行中前田家え四百石にて
被召抱劒術は三花無敵流鎗術は富田流柔
術は戸田流三流之奥儀を究め越前國末盛の
合戦に前田侯利家に随ひ無類の高名敵百
三十八人討取其内甲首七級を得たり其
戰功に依て一万三千石を賜り戸田越後守と改め
是則戸田流柔術之元祖なり七十歳にして没す

   引田文五郎直正
引田氏或は疋田とも稱す濃州の産にして
元来下賤の者にて始戸田越後守の馬の口
取に被召抱度々主人に随ひ所々戰場相働
就中柔術を好み主用閑暇の節は晝夜
とも無懈怠鍛錬し其奥旨を究め開傳
秘法を免許有二代戸田流是なり五十八にて卒す

   新藤雲齋好一
新藤氏は加州金澤の産にして引田氏の
門に入數年其業を研究し遂に其極意
を免され其名遠近に噪く四十七歳にて卒

   戸田内記義則
戸田氏は本姓山田氏城州伏見の産にして
淀侯に仕故あつて流浪す新藤雲齋に随て
切磋琢磨の功積て一流之蘊奥を極め遂に元祖
戸田の姓を冒し古今獨歩銘人の名を得て芳名
諸國に馨し七十二歳にして卒す

   戸田隼人義敏
義敏は戸田内記の嫡子にして父之箕裘を継て
練磨不懈其蘊底を得て不堕家聲門に遊ふ
者六千人其名遠近に鼎沸す再ひ淀侯え
奉仕し一藩の指南番を勤め今に其家繁栄す
八十二歳にして淀藩に卒す

   渡邊杢右衛門良光
渡邊氏は攝州大阪之人にて幼少より戸田氏の
門に入朝錬夕磨の功積て遂に其技の奥旨
を究め諸國修行すると雖敢て抗衡する者
なし晩年江戸深川に僑居し柔術師範
に口糊し終に深川の僑居にて卒す歳七十三

   金澤新五兵衛良高
金澤氏は駿州府中の町人なり渡部氏修行中
門に入渡部氏に随て諸國游歴し遂に其秘傳を
授り後年駿府に歸る柔術を以て口を糊其
英名四方に傳播す歳八十八にして郷里に没す

   渡邊兵右衛門興直
渡邉氏は信州松代の藩士なりしか故有て
致仕し金澤氏に随ひ柔術を學ひ勉勵
数年遂に精妙の術を習浮へ芳名一時に
高し従游する者數千人晩年修行終に
江州大津驛客舎に没す享齢六十有七
門人等為石碑を建

   絹川久右エ門芳重
絹川氏は總州絹川村之産にして在名を
姓とす諸國游歴中渡邉氏の門に入り數年
鍛錬終に神妙の極意を究め上毛新町驛に
僑居し其技を以て活斗(計)す其名四方に馨し
享齢五十有一にして卒す

   蛭川菊右衛門興良
蛭川氏は上毛緑野郡上大塚村之人なり自壮年
嗜柔術同國山野八幡神に祈願し其技の
秀む事を冀望し絹川氏に就て學研究
多年遂に得妙旨雷名遠近に噪門に入者
三千余人行年九十有五にして卒す

   飯塚臥龍齋義興
飯塚氏は上毛緑野郡下大塚村之人なり小字永之進
と稱す従幼年雄貌傑出好角觝力萬釣を擧
英名遠近に噪し十四歳にして始て蛭川氏の
門に入切磋錬磨恍然として其要領を極め
遂に諸國を修行し遍く其技を試に敢て抗衡する者
なし或時梅澤某と申撃劒家と武道の意恨に
依て新町驛の茶店に於て終に真劒勝負を
なし梅澤氏を悩し候に依て江戸奉行所え被呼出其
罪に郷里構と成夫より戸田流の名を憚り工夫を
凝し氣樂流と改め一流の開祖と成諸國修行中
門人万人を以て算ふ名を臥龍齋と改め實に天保
十一年十二月上旬武州菅沼村菅沼勇輔僑居
にして没す享齢六十有二なり勇輔為に石碑建立す

   児嶋善兵エ信将
児嶋氏は跡部氏之宋地上州那波郡宮子村の縣令
にて被許雙刀從幼飯塚氏の門に入鍛錬刻苦遂に
得妙術傍好撃劒或時岩鼻縣令吉川氏信将を
率て賊内藤右金太を捕むす那波郡阿弥大寺村にて
右金太に逢ふ賊太刀を抜て廻る信将右手巨指を断と
雖も遂に右金太を捕ふ其褒賞として從 公儀白銀
若干を賜美名近國に噪性温恭和厚晩年隠遁し嗜
和哥辰巳庵と号し六十二歳にして卒す

   五十嵐金彌信好
五十嵐氏は上毛佐位郡茂呂村之旧族なり初金弥と称し後
弥五右衛門と改め壮年柔術を好児嶋氏に随て勉勵
数年遂に其蘊旨を極め其名四方に傳播す晩年
伊勢崎侯より蒙抜擢管内取締吏と成雙刀を免し
月俸若干を賜性風流洒落好俳歌五山と号す
嘉永三年戌八月四日卒歳七十有六其門に
及者千余人芳名近國に噪


慶應四戊辰歳 齋藤武八郎
 十一月吉辰   在寛(判)
          (判)



後藤一雄殿

摩利支尊天柔術并
八萬八千六十四人天狗達

愛宕山太郎坊
秋場山三沢坊
鞍馬山次郎坊
金毘羅大権現
日吉山王廿一社
天照皇太神宮
八幡武大神
春日大明神
大自在天神
鹿嶌大神
日光山社大権現
和歌三神宮
熊野三所大権現
湯殿山大権現
羽黒山大権現
筑波山大権現
一宮大明神
洞龍大明神
足柄大明神
箱根大明神
木舩大明神
三輪大明神
熱田大明神
多賀大明神
諏訪大明神
戸隠大明神
牛頭天王
青天明神

惣而日本大小神祇三千一百三十二神
黒尊嶽虚空坊石尊大天狗小天
狗朝熊嶽金毘羅坊大峯山金
毘羅坊血嶋戸割坊冨士山三千坊南
方天狗石割天狗砂巻天狗木葉天
狗八万八千六十四人天狗達此方勸請
中病者立所平癒稲荷狐風道祖
神於勸請法加以死霊生霊四足二
足退散遍無休之山蛇有之者清
浄霊劒乎以寸々切拂

 九字

臨 兵 闘 者 皆 陣 列 在 前

唵 コロコロセンタリマトヲキソワカ
唵 ロケイシンハリキリクソワカ
唵 ノウケイシンハラキリクソワカ
唵 コロコロカンタリヤソワカ
大傳達有マヤ天狗二數万キソワカ
唵 ウカヤシヤヤキヤラヘイソワカ
ノウマクサマンタハサラセンタンマカシ
ヤナンソワカ

轡締   ぬけること不叶
捨身   大敵の胸倉を請投る
左右   流儀の始め
三段縮  左右同断
荒馬   上々
詰胸倉  かたさきをつかむ
両胸倉解 大ころし
腓返   上々
平伏締  をとかいえ掛る
詰胸倉破
二挽   上々
胸倉落  なでこかし
片襟捕
三考   を打は鬼ころしと言

枕返   咽しめ上々秘べしゝゝ
閨之内  口傳
土手内  荒波當身
鷹之嶋渡 命門碎
岩石落  鳩尾へ當る
胸倉無位 胸倉の上々手
帯車  背をゝる
をもかげ
於毛加氣 請身つよみ
袖車   両袖にても片袖にても

 稲妻
右一手者圓術也水上
如瓢 是はぬけ身まことに手練者也

 當身
頭中碎  あたま児の時うこくところを打
三考碎  をとか下よりやぶる握こぶし
手中碎  手のかう薬指のもとなり
命門碎  みゝのまい握こぶしにて打
魂絶碎  くびのちり毛のところ
魂玉碎  きん玉也
蓮華碎  むねちゝのあいた
荒波碎  あはら八本の内也言内にほねのをわり下腋の方へよる
鳩尾碎  水落のところ
日月碎  両眼也


乱取は組んすほくれつ轡しめ
あるひは捨身左右あら馬

打来るはひらり稲妻飛違
敵は小むらの返るおもいか

まかなくわ何を種とて浮草の
波のうねゝゝ生もるらん

柔術は人をも打なうたるゝな
請てはつしてたいらかせよ

ほらぬいわのそかぬ人の影さゝば
たまらぬ水にうつる月影

不動からしはり 口傳
落馬落し    口傳

 當薬  四両目
 楊梅枝 
 胡舛  
 鉄粉  
右めつぶしの合薬

 又
酒は乱るゝの本也
色ははからるゝの本也
よわきとてあなとるへからす
つよきとて恐べからす
俗においそれと云
進て勝すひかへてまけす
不断
油断大敵と云
刄術柔術共に
丸に勝んとしてまけ事多
わさのいたらさるを
  はじておくるゝ人多
平日
けいを鼻わかけて
  そしらるゝな
わさのつよきにまかせ後に
  深入のかうくわい

風を後 目に砂などの入ぬため
日を後 日に月のあかれぬ用心なるへし
ちりせんよう
地里専用
見定専用
りんきをゝへん
臨機應變
大勢ははかるにしくなし

氣海 命門 人中計也

  活    口傳
七九を留て亀尾にけた也
 右四ヶ所各ロイ

 又
血とめ傳
 紙を三折にして九字を三べん
 となへ血の出る処へあてる
こそたくまやたく
姑蘇啄摩耶啄
右口傳




 右口傳

柔術秘傳書

慶應改元乙丑年

柔術秘傳書

 閏五月吉日心覺に記之 矩寛
氣樂流柔術
  極意秘傳也

一 真之活之事   口傳

  是は人〃男女共急病死又は即席ひきつけ
  或は生だをれ或はくびり殺或は高き處よりをち
  死或はてんかんにてたをし惣て右様の節は死たる
  人をいだきをこしうしろへ廻り首を我都合宜き
  かたにかけ我手の死たる人の左右の両そてより
  手を入へその穴を定ぎとして我左右の手のひと
  さしゆび死たる人のへその穴へ當て外ゆびも其下へ
  なるべくたけさけはあて手を其まゝづゝと下へさげ
  我気を張りぐつとゆひをもぢりあげべく候
  右様にいたし候へは死人必いきる者也

一 行之活之事   口傳

  是も同様には候得共人をあをにねかせをき両手
  にて水をとしの上より下へなぜさげ速にぐつとつき
  あげべし又人そばにより候得共不苦羽織のたぐい
  を上へかけ右同様可致者也

一 草之活之事   口傳

  是も死人をいだきをこし横に居右成左なり
  我手の都合よき方にて片手を首にかけかた手
  を右同様みずをとし上よりへそのしたまで撫さげ
  すぐにぐつと突き上ぐべき者也
   右何れも可相成は側に人見居る得ば拂べし
   無據節は不苦右申置候通に可致事也

一 任中之事

  是は任中とは人の鼻の下のひくきところをよろそれ
  へ針打候てもよろしき事也

 右死人気付候得はそろゝゝと襟首の処
 を手ひらき小指のもとにて打べき者也

契木十五本 鎖鎌二十本





  契木

初本 ┌玉を打しりにて
   │請てきの首へからみ
   └引たをす

二本 ┌玉を打右へとりてき
   │の刀へからみをしよせ
   └もぎとる

三本 ┌玉を打に請てき
   │のかをへしりをうち
   └こむ

四本 ┌玉を打右へとりきりか
   │ける処をからみすりよせ
   └なげばなし

五本 ┌玉を打てき右の胴へきりか
   │けるをうけ上より打つ処
   │てきぬけ又きりかけるを右
   └てにてとりなげる

六本 ┌玉を打てきぬきかける
   │処しりにてとめ柄をつき
   │出す処左手にてじゆんにをさ
   └へ右足をふみ込とめる

七本 ┌玉を打て左へなぜをろし
   │右へとりきり出す処
   │をからみすりよせ右
   └手にててきのあたまをうつ

八本 ┌玉を打先にてうけてき
   │二度まきをろすきり
   │かける処左手にてぎやくに
   │手をとり内へ入りぼうぐる
   └ま足にて先のひじをける

九本 ┌玉を打しりにてつける
   │先右手にてはらいきり
   │かける処右手にて手を
   └をとりなげる後玉を打

拾本 ┌玉を打先にて請しりにて
   │打をとすつきてゆく処て
   │きをさへいりて後ろ大投
   └又玉をうつ

十一本┌玉を打先にて請てき
   │かまへての上より棒先を
   │通してきの左へぬけ左
   └うでをゝさへとめる

十二本┌玉を打しりにてうけ
   │てきのきり出す処てきの
   │右かたへいれ先の右手
   │をわが右てにてとりてきし
   └やがむ右足にてけこむ

十三本┌玉を打そのまゝにをりてき
   │こてをきりかけるを右て
   │をはなし右足を引てき又うへ
   │よりきりかくる処左手にて
   └てきの右てをとりころがし刀とる

十四本┌玉を打棒先にて請てき
   │右小手をきる様に返し右へ
   │とりきりかけるをうちから
   │みてきの右へすりこみつ
   └かをとりもくなり

十五本┌玉を打先にてうけなぜを
   │ろし又しりにて請なぜをろし
   │てききりかけるをからみす
   │りこみとるてき右手
   │にてうち出を居かわり
   │棒しりにててきのよこ
   └はらをとめる

  以上
  鎖鎌

壱本
    玉を打て内かまに
    請からみ左のひじにて
    横はらへ當る

二本
    玉を打外かまに請
    からみ玉にて目つぶし
    後なげる

三本
    玉を左右より打又
    上より打て外かまに
    請からみ打ふせ
    右足にてける

四本
    下玉外鎌に請
    からみもぎとる

五本
    左右玉を打てき
    の刀みねを押ひき
    をとし左手にて手
    をもち首をかく

六本 ┌玉を打みきる後みね
   │ををさへかえしすり
   └こみつきかへす

七本 ┌互にはつそをにかまへ
   └からみもきとる

八本 ┌玉を打つく処から
   │み左右へつけをかへ
   └しける

九本 ┌玉を打外がますり
   │込もぎとる後又玉を
   └打つなり

拾本 ┌乱玉後内がま
   │又外がまにてから
   └みなげる

十一本┌玉を打左手をそへ
   │外がま内がま玉を
   └打からみなげる

十二本┌玉を打上にて内かま
   │返して外かま又内
   │かま外かまにてから
   └みなげる

十三本┌玉を打外かま玉を打
   │外がま引をとし首
   └をかく

十四本┌玉をうち外かまにて
   │すりこみかぶせ右足
   └にてける

十五本┌玉を打左手をそへ引
   │をとし又左へ引をとし
   │玉を打外がまにてから
   └みなげる

十六本┌玉を打外かまにててき
   │の右手へかまをかけひき
   │よせくさりをくびへかけ
   │後ろよりいりを右足
   └にてをさへる

十七本┌玉を打内かまに請すり
   │込てきの右へかまをかへし
   └首をかくてもゝつ

十八本┌玉を打外かまてきの
   │左はらへかまをうちこみ
   │かゝへころがしてきのか
   └をかきとる

十九本┌左右より玉をてきの
   │中ぼへ打込玉を打てき
   │つき出すをみねををさへ
   └なかごを左手にてつかみもきとる

廿本 ┌玉を打外がまにうけ
   │てきの右みゝの処へかま
   │をうつてきうけてをし
   │返す処左手をもち首を
   └てきの左よりかくなり

體術 契木鎖鎌手順控 剣術竹刀形手順扣







剣術竹刀形手順扣

體術
契木鎖鎌手順控


   後藤一雄所持
  契木

初本  玉を打しりにて請敵の
    首へからみ敵を引たをす
    なり

二本  玉を打ち右へとり敵の
    刀へからみをしよせ刀をも
    ぎとる

三本  玉を打ち十文字に請敵の
    面へ尻を突込

四本  玉を打ち右へとり敵切り
    かける処をからみすりよせ
    なげばなし

五本  玉を打と敵より右の胴へき
    りかけるをうけ上より打つ処
    敵ぬけ又きりかけるを右の
    手にてとりなげる

六本  玉を打と敵ぬきかける処
    をしりにてとめ敵より柄を
    突き出す処を左手にてじゆんに
    をさへ右足をふみ込とめる

七本  玉を打て敵の刀を左へ
    なぜをろし右へとり切り出す
    処をからみすりよせ右手に
    て敵のあたまを打

八本  玉を打先にて請二度まき
    をろす敵切りかける処左
    手にてぎやくに手をとり内へ
    ふみ込入りぼをぐるま
    足にて敵のひじをける

九本  玉を打尻りにてつける
    敵右手にて拂い切り
    かける処右手にて手を
    とりなげる後玉を打

拾本  玉を打敵切りかけるを
    先にてうけ尻にて打ち
    をとす突きて出る処敵が
    とり後ろ大殺にてなげ又
    又玉をうつ

十一本 玉を打先にて請敵のかま
    へ[う]での上より棒先を通
    し敵の左へぬけ左うで
    を押へとめる

十二本 玉を打尻りにてつける
    敵の切り出す処敵の右
    肩へつき込みてきの右手を
    わが右手にてとり敵ともひ
    ざつくと右足にてけこむ也

十三本 玉を打そのまゝにをり敵
    小手をきりかける処を右手
    をはなし右足を引てき又
    上より切りかけるを左手に
    て敵の右手をとりねじた
    をし刀をとる

十四本 玉を打棒先にて請敵の
    右小手をきる様に返し右
    へとりきりかけるをうち
    からみ敵の右へすり込
    つかをとりもぐなり

十五本 玉を打先にて請なぜをろす
    又尻りにて請なぜをろして
    [て]き切りかけるをからみすり
    こみとる敵右手にてうちい
    だすを居かわり棒尻にて
    てきのよこはらを突とめる
    

 契木 十五本にて終る
  鎖鎌

壹本  玉を打て内鎌に請
    からみ左のひじにて敵の
    横はらへ當る

貮本  玉を打外がまに請
    からみ玉にて適へ目つ
    ぶし後なげる

三本  玉を左右より打又上
    より打て外がまに請
    からみ敵を折りふせ右
    足にてける

四本  下玉外鎌に請から
    みもぎとる

五本  左右玉を打敵の刀
    みねを押ひきをとし
    左手にて敵の手をもち
    首をかく

六本  玉を打てみきる後敵の
    刀みねおさへかえし
    すりこみつきたをす

七本  互にはつそうにかまへ
    からみもぎとる

八本  玉を打敵突処を
    鎖中程にてからみ敵左
    右へつくをかへし右足
    にて敵の右横ける

九本  玉を打外がますり込
    もぎ取る後又玉を
    打つなり

    らん
拾本  亂玉後内がま又
    外がまにてからみなげ
    るなり

十一本 玉を打敵切りかけるを
    左手をそへ外がま内がま
    玉を打てき切りかけるを
    からみなげるなり

十二本 玉を打上にて内がまに
    請敵がわが右のどをへ切
    りかくるを返して外がま
    に請又内がま外がまにて
    からみなげる

十三本 玉を打外がま玉を
    打又外がまに請引を
    とし首をかくなり

十四本 玉を打て敵切りかける
    を外がまにて請すりよせ
    敵のせなか迄鎖をかぶせ
    右足にて敵の水をちをける

十五本 玉を打左手をそへ引
    をとし又左へ引をとし
    玉を打外がまにてから
    みなげる

十六本 玉を打外がまにて敵の
    右手へかまをかけひきよせ
    鎖を首へかけ後ろより
    敵のいりをわが足にて
    をさへとめるなり

十七本 玉を打内がまに請
    すり込敵の右へかまを
    返し首かく手もゝつ

十八本
    玉を打て外がまに請
    敵の左はらへかまを打込
    かゝへころがし敵の刀
    を鎖にてかきとる

十九本 左右より玉を敵の中ぼど
    へ打込上より又玉を打敵
    突出すを刀のみねをおさへ
    なかごをわが左手にてつかみ
    もぎとるなり

廿本  玉を打外がまに請敵
    の右みゝの処へ鎌をうつ
    敵請てをし返すを右手
    をもち首をてきの右より
    かくなり
 剣術竹刀形手順控

龍尾 左 ┌右より打又左より打合請の者刀を左
   右 │手に平に添へ仕太刀の者上段に取る夫より
     │切かへし請の者より打きり上段仕太刀の
     │者せいがんに終る
     └裏左より打右より打合後同断

面影 左 ┌右よりじゆんに壱本打合はなれずすくに
   右 │切かへし後右同断
     │左よりぎやくに打合體刀の影に左右共成
     └様に致後同断

銕破 進 ┌請せいがん仕太刀の者上段せいがんの
   退 │竹刀を打どをえきると請の者うけて
     │刀を左手に添仕太刀の者上段夫より切り
     │かへし後右同断
     │仕太刀の者せいがんにて突出す請の者上段
     └にて左手にてはらい打込気合後同断
四本にて貮本也
  すり込┌仕太刀の者上段にて右足より三足出請せい
     │がんの刀を打すりこむ後同
  すり │
  かえし└左足より始めすりかへし同

松風 左 ┌請しやのかまへ仕太刀右の足より上段
   右 │にて三足出小手をきらんとする請の者
     │あとへとび左の手に刀を添同断
     │仕太刀左足より三足出小手をきらんと
     └する後同断

早舩 左 ┌請左の手に竹刀をそえ右向にをる仕太刀
   右 │右足より上段にて三足出小手をうたんと
     │する請の者そえてをる手をはなしぢゆんに
     │片手にて打出すを仕太刀の者の左へ打
     └をとす後同断
     │請のかまえ右同様仕太刀左足より三足出
     │小手をきらんとする請ぎやくより右の手にて
     └打つ仕太刀の者の右へ打をとす後同

曲尺   ┌互上段仕太刀よりまつすぐに打ち
     │をろす請あとへあます気合をみせ後
     └右同断なり

圓連 刀連┌互に上段にてぢゆんぎやくに打合
   體連│ときにとびちがい刀につれ體につれ
     └る後右同断也


  竹刀形終り

奉誓神文之事





奉誓神文之事
  奉誓神文之事

(印)
一今般貴殿門弟に罷成
 氣樂流體術稽古御相傳
 被成下然上は他人は不及
 申雖為親子兄弟免許
 無之内は決て他傳并に他言仕
 間鋪候事
一従他流勝負被相好候共
 如法に相済可申候若又理不
 尽に掛候はゝ其段相届御指圖
 請可致候事
一大酒耽女色喧嘩口論并
 嫉人嘲他流我身高慢ヶ
 間鋪儀決て仕間鋪候
 堅稽古の席不慮の
 怪我等有之候共相互に遺恨
 含申間鋪候事

 右の條〃堅相守可申候
 若於相背は梵天帝釋
 四大天王總て日本國中
 大小神祇別て摩利
 支尊天和歌三神の可蒙
 明罪者也仍神文如件

明治七年戌第四月一日

       伊勢崎町
同八年三月切紙相傳す 大橋常吉(血判)
仝三十年七月十七日目録相傳す

       同
仝年同月切紙出す  阿久津新吉(血判)

       同
          大木林次郎(血判)

       同
          山崎理市郎(血判)

       同
          福田幸吉(血判)

       同
          設樂易踞(血判)

       同
同八年三月切紙出す 吉田政十郎(血判)

       同
          岡本林蔵(血判)

同歳同月十三日
       同
          新井佐蔵(血判)

       同
          近藤三遠二(血判)
同歳五月廿二日
       同
          瀬川太四郎(血判)

明治十一年戊寅第四月十七日
       小齋邨
          木村男更(血判)

       小齋邨
明治十二年己卯第三月八日
          木村太吉(血判)

仝十二稔己卯第三月廿五日
       新田郡中根邨
          高山丘五郎(血判)

       勢多郡下増田邨
仝十三年辰四月十七日
          細野縫蔵(血判)
            三十三年

       同
明治十五年三月切紙出す 千保木文五郎(血判)
              二十七年

       同
          奈良千代吉(血判)
           二十五年

       同
明治十五年午二月切紙出す
仝廿八年未四月神文渡置 細野忠太郎(血判)
             二十三年

       同
          柴崎善八(血判)
           十八年

       同
          新井佐平(血判)
           二十七年

       駒形宿
同年辰第十月十二日 長谷川粂吉(血判)
           貮拾六才

       五目牛邑
仝十四年巳第三月廿日 菊池平馬(血判)
             貮拾二才

       下増田邑
同年四月八日    細埜巳造(血判)
             十九年

       上増田村
同年巳拾月三日   齊田保平(血判)
            三拾六才

       荒子邑
同十五年一月九日  瀬下高三(血判)
            貮拾六才

       下植木村
同十六年三月十八日 小林勇次郎(血判)
仝十七年甲申三月切紙相傳 拾九歳

       仝村
仝 日       永井万吉(血判)
明治十七年甲申三月切紙出す 三拾壱才

       右仝村
仝年同月廿一日   柳澤健次郎(血判)
            拾八才

       駒形驛
同年十二月十九日  小宮山谷五郎(血判)
             二十八才

       今泉村
同年同月廿五日   赤石庄三郎(血判)
            二十才

       下植木村
明治十八年二月廿一日 根岸貞次郎(血判)
             二十九才

       同
同         尾内亀重(血判)
            二十八才

       同
同         柳澤高造(血判)
            二十七才

       新田郡女塚村
同二十二日     津久井保次良(血判)
            十八才

       新田郡境村
仝年三月廿八日   須田寅吉(血判)
            廿四才

       伊勢崎町
明治廿八年四月十七日 武 武八(血判)
             十八才

       伊勢崎町
明治廿九年二月廿八日 千保木兵吉(血判)
             二十四才

       同
同         山田藤太郎(血判)
            二十六才
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