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新心無手勝流居合の伝書

新心無手勝流居合
1850.嘉永三年六月吉日
矢野彦左衛門源廣英−神戸安次郎
慶長元暦丙申正月吉日、愛宕山参籠七日七夜、時満一老僧来山、本佐近太夫藤原秋宗に向上之一流を傳へしより始まる。後陽成天皇の慶長十五年庚戌暦仲呂八日禁中に参内逐一奏す。帝王即感佐近の二字を賜はりしと云ふ。秋宗天恩に感し益々志を固うし、研精努力、武を練り數千の同志を得て諸國を遍歴し、加藤安太夫勝秋に傳ふ。親英歿後二代を經て矢野廣次に之を傳授す。『肥後武道史』

掲載史料及び参考資料
『新心無手勝流居合』個人蔵
『肥後武道史』熊本県体育協会編纂 青潮社

新心無手勝流居合







(印)
新心無手勝流居合

一 むかうの刀
一 右剱
一 左けん
一 胸のかたな
一 おもかけ
右五箇條者表也

一 かゑひさ
一 頂上
一 四方つめ
一 いつさそく
一 ぬきとめ
一 むねかゝみ
一 ふゑきり
右者しやりなけ

右條々誠以雖為秘
述尤御執心令相傳畢
尤吟味以鍛錬可有
寄特者也


(印)
新心無手勝流居合極意

一 むかうつめ
一 さかてぬき
一 こしり返し
一 こしのぬき
一 行ちかいきり
一 あいやい
一 四手かたな
一 四手くつし
一 むかうの切とめ
一 長短
一 ひねりとめ
一 ならひ留
一 つけこしのおんみつ
一 戸入
一 こしのぬき
一 つれあいきりとりあい
一 そかの後悔
一 みたれ髪
一 きぬかつき
一 ぬきかけ
一 はなしうち
一 手の内のきり
一 玉すたれ
一 ねぬき
一 つかくたき
一 うけきり

右一心有二六時中染
心御執心感不残相傳申也
此巻迄右之誓紙ニ而相傳
流極意之儀者
能と執心之深輩ニ可有
相傳候口傳之儀者無據
昼夜鍛錬可為肝要
者也

 山本佐近太夫藤原秋宗
 加藤安太夫藤原勝秋
 飯綱左門藤原重勝
 戸田徳太夫藤原政實
 戸田助エ衛門源勝就
 戸田孫助源勝英
 矢野仙右エ門源親英

   矢野彦左衛門

(印)
嘉永三年
 六月吉日 源廣英(印)(判)

  神戸安次郎殿
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