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岩流の伝書

岩流目録
1857.安政四巳歳十一月廿四日
吉田敬蔵重章−平田五三郎

岩流後目録
1857.安政四巳歳十一月廿四日
吉田敬蔵重章−平田五三郎
掲載史料及び参考資料
『岩流目録』個人蔵
『岩流後目録』個人蔵

岩流目録







岩流目録
 岩流目録巻之第一

夫兵法者秘術与謂者張
良橋下之履三度揚取奉
進神翁ニ其依陰徳ニ此
兵法授給也項羽与高祖
戦事及七拾五度ニ高祖
已負給附張良一人歟以術
法勝軍提三尺剱治四海
給モ此兵法之威徳也於
和朝仁王十五代之皇帝神宮
皇后辛巳年履陶公与云人
此秘法を傳来奉授應神
天皇是ヨリ國下之武門ニ
相傳畢暈家之一大事
是也雖然當流之一流与
謂者伊藤与謂人此道深
執心して五流之新當流中
條流預新影天流新
真流新真當流初待拾
流雖相極与或此道不器
用成故歟或此道無流
此道一年計打捨宜雖
送数日ヲ猶すてかたく忽
頼神力百日火断して見れは
誠不可不傳之儀来非全
人間之心意より趣ニ非上
弱唯如風波之又傳師
教言之秘意二日一心二心三心
四ニ強味五腹六足七拍子之
事又云佛念佛祈天道
慈悲之事誠是玉言也
菟角身心之鍛錬専之
二輪也一モ欠ル則難得其理
猶鍛錬工夫すへし
有神力旨其名ヲ岩流
与云々凡岩流者除闇討
抜飛剱ヲ日域無双之兵
法也

文禄貮年六月中旬移岩
流ニ
なかゝゝになをりちかく成にけり
あまりに山のおくをたつ
ねて

ときと日は身方よけれはと
きもよしたゝ方ときを専一
にせよ

春風になひく柳のいとまふ
も岩をへつさはうつもれぬ
へし

 岩流目録巻之第二

外の物之事
   寒月
   前後詰
   武剱
   馬上之太刀
   電光
   稲妻
   松風
   うらの波
   夜之太刀之事
右外物成とて軽不可思
千金莫傳可秘々々

一 此外他流之格位當流何之
入おきる事徳有意持此太
刀ニ而非可得理ヲ他流之極
意ヲ知テ可有意持也
   卜傳一之太刀之心持
   有馬無一剱
   新陰縫字計
   裏見之事
   同心玅剱之事
   岡左拂之事
   一波玉泊之事
   天流相捲之事
   新真流留計
   念流留手之心
   持之事
   待捨之之事
   真手直通之心持
   是極一刀
   有無之二剱之事
   丹石諸匠み留
   之事


右能心持スヘシ
南無諸天々々
     伊藤右近
       祐久
   多々三左衛門
       正勝
   國友儀左衛門
       元正
    宮部善九郎
       重定
   吉野武左衛門
       友綱
   梶村是心入道
       可吉
   梶村九左衛門
       可満
     藤田源八
       吉命
     島田彌吉
       隆知
    淡河忠五郎
       範郷
     嶋田忠作
       隆重
     吉田敬蔵

安政四巳歳

 十一月廿四日 重章(判)

 平田五三郎殿

岩流後目録




岩流後目録
岩流目録巻之第三

   車同捨之位
   雄剱
   虎切
   同龍之位
   闘刀切
   一味
   二味
   遊月
   長短之一味
   風車
   師[獅]子之巻
   籠之巻
   建待之一味
   虎之巻
   樊會労之太刀
   同陰剱
   小車
   相之位
   八天

右能鍛錬工夫スヘシ
南無愛岩[宕]山大権現
     伊藤右近
       祐久
   多々三左衛門
       正勝
   國友儀左衛門
       元正
    宮部善九郎
       重定
   吉野武左衛門
       友綱
   梶村是心入道
       可吉
   梶村九左衛門
       可満
     藤田源八
       吉命
     島田彌吉
       隆知
    淡河忠五郎
       範郷
     嶋田忠作
       隆重
     吉田敬蔵

安政四巳歳

 十一月廿四日 重章(判)

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